新年度にリニューアルする竹田キリシタン資料館=竹田市竹田町
【竹田】竹田市竹田町の竹田キリシタン資料館が今月末で閉館し、新年度にリニューアルオープンする。運営する市観光ツーリズム協会によると、新施設は資料の見学に加え、休憩や土産物の購入ができるようになる予定。夏ごろまでの開設を目指す。
市内にはキリスト教と関連がある史跡や資料が残る。同館はキリシタン文化を発信し、観光の集客にも結び付けようと2017年、竹田キリシタン研究所・資料館として城下町で開館した。市とNPO法人が資金を募り、市の予算も合わせて整備費用を賄った。
館内には聖ヤコブ石像のレプリカなど遺物約50点を置く。市の直営だったが、21年度以降は協会が運営。近年は小説の「はぐれ鴉」(作・赤神諒氏)や「登山大名」(作・諸田玲子氏)の取材に協力した。
コロナ禍以降、来館者数は伸び悩んでいる。協会の佐藤功事務局長は「キリシタン文化のミステリアスな部分は他にない観光資源になる可能性が高い」と説明。施設に磨きをかけて観光の目玉になることを期待している。
新たな施設は有料だった入館料を無料とする。関連のグッズや市内の特産品を販売。休憩スペースを設けて、飲食の提供も視野に入れる。イベントなど多様な用途に利用するほか、資料の活用方法も工夫していく考え。
開館当初から勤務する後藤篤美館長は新施設に残る。「市内外の人から励ましの声が届いている。期待がある限り魅力を伝えていきたい」と話した。