タケタカタローで語った内川聖一さん(左から2人目)広瀬岳さん(同3人目)一宮大介さん(右端)ら=竹田市玉来の市総合文化ホール
【竹田】スポーツで活躍する竹田市ゆかりの3人を招いたトークイベント「タケタカタロー」が1月28日、市内玉来の市総合文化ホール(グランツたけた)であった。元プロ野球選手の内川聖一さん(43)やクライマー、長距離ランナーが、中学生らに困難に直面した時の向き合い方などをアドバイスした。
市教委の主催。約400人が参加し、3人が生徒からの質問に答える形で進行した。
内川さんは両親が市内出身。横浜やソフトバンクなどでプレーした。首位打者に輝いたほか、WBCの日本代表にも選ばれた。
この日は苦しかった経験を聞かれ、運動障害のイップスで球を投げるのに困難が生じたことを挙げた。ボールの握り方を通常と変えて工夫し、守備が苦手な中でゴールデングラブ賞を獲得したと説明。「正しい方法ができなくなった時、違う道もあるんじゃないかと考えた。正面が駄目なら横から、斜めから当たってみた」と述べた。
「夢があると思うが、どうやったら近づけるか逆算するのがいい。夢は変わっていいし、自分の地図はつくり直せばいい」と助言した。
国内外の岩場に挑む市内荻町馬場出身のロッククライマー一宮大介さん(32)は「やりたいことをやっている。寒いこと、痛いこともあるが好きなことだから自分には苦しくない。そんな仕事を見つけてほしい」と話した。
武田薬品工業光工場陸上部(山口県)の広瀬岳さん(31)=市内挟田出身=は「鳴かず飛ばずで終わった3年だった」という高校時代の自分を受け入れた上で進学。目標としていた箱根駅伝で出走した体験を語った。
中学生に「思い描いた道に行けるかは分からない。ただ、大事なのは結果を受け入れ、過去ではなく前を見て、未来に向けて努力することでいい人生になる」とエールを送った。