第62回くらしの中の竹工芸展でグランプリを獲得した吉田草史さん=別府市東荘園の市竹細工伝統産業会館
【別府】第62回くらしの中の竹工芸展が別府市東荘園の市竹細工伝統産業会館で開かれている。竹・ルネサンス実行委員会(岩尾一郎会長)主催の公募展で、「竹の器と暮らす心豊かな生活」をテーマに県内外の69人から寄せられた82点を並べている。最高賞のグランプリには市内荘園町の吉田草史(かやふみ)さん(34)が選ばれた。展示は2月15日まで。
グランプリ作品は菱(ひし)形大皿「吉祥(きっしょう)」。6本の県産マダケから12本の竹ひごをそぎ、本来は裏になる竹ひごの内面を表にして編み込んだ。皿の縁は籐(とう)を巻いた。表面が白くざらざらとしたように見えたため、漆で染めて仕上げたという。
吉田さんは2020年に県立竹工芸訓練センター(東荘園)に入校。修了後は由布市の工房に弟子入りして技術を磨き、25年に独立した。別府市内の自宅を拠点に制作をしている。3年前もグランプリに選ばれ、2度目の栄誉。「新しいことをやってみたくて、独学で挑戦した。評価してもらえてうれしい」と喜んだ。
竹工芸展の観覧料は高校生以上390円、小中学生130円。開館は午前8時半から午後5時(最終日は同4時)まで。月曜休館。
その他の受賞者は次の通り。
▽県知事賞 佐藤美樹子▽別府市長賞 一木律子▽大分みらい信用金庫理事長賞 小沢友恵▽別府竹製品協同組合理事長賞 荒井直子▽別府竹製品卸商業組合理事長賞 大久保秀美▽重要無形文化財保持者賞 土屋夏未▽特別賞 吉田草史