山小屋を営み、働く人々の日々を追ったドキュメンタリー。 長野県と山梨県にまたがる八ケ岳。「コヤガタケ」と呼ばれるほど多くの山小屋があり、登山客の手助けとなっている。営む「小屋番」たちの姿を映し出す。 自生するコケの魅力を伝えて自然を守ろうと取り組む「青苔荘」3代目主人、小屋内に診療所を開設した「赤岳鉱泉」のオーナー、山岳救助の知識を地元警察に伝授する「青年小屋」の男性…。登山客や自然といった「他者」を大切にする山人たちの姿はぐっと心に迫ってくる。 天候も厳しく、コンビニや車のない不便な環境。大量の食料品や燃料は背負って運搬しなくてはならない。そんな中、山小屋に感じる魅力とは―。物質的な豊かさを求めてきた現代人にとって考えさせられる内容になっている。登山愛好家はもちろん、山に登らない人も鑑賞してほしい。 「人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界」など、良質のドキュメンタリーを送り出しているTBSが製作に携わった。山岳写真家の菊池哲男が撮影した八ケ岳のダイナミックな自然も見どころだ。ナレーションは東野幸治と一双麻希。 シネマ5で2月7日(土)~13日(金)の午前10時。8、12日は午後4時10分も上映する。(この日程以外も上映あり) ◇ ◇ ◇ 「大分合同新聞ムービーアワー」は厳選した映画をお届けするプロジェクト。テーマや話題性を吟味した作品を週替わりで上映します。
30日付の紙面はこちら