県全域の110番を受理する県警通信指令センター=大分市大手町
1月10日は「110番の日」。県警が昨年受理した110番は8万8178件で前年より7483件増えた。5年連続で増加し、前年に続いて過去10年の最多を更新した。2024年10月に運用が始まった「おおいた消防指令センター」への119番が全て転送されるようになったことや、刑法犯の認知件数増加が主な要因とみている。
県警によると、寄せられた通報は、交通事故関係が最も多く3万1594件だった。▽各種情報提供 1万3542件▽保護・救護 3858件▽刑法犯関連 2818件▽けんか・口論 2845件―と続いた。いずれも前年比で10・1~19・3%増えた。
消防からの転送は6972件。センターが初めて通年で運用され、前年の3947件から1・8倍となった。
1日平均は242件で、7月25日の331件が最多だった。同日は大分市と日田市で交通死亡事故が2件発生。金曜で外出する人も多く「さまざまな通報が重なったのではないか」と推測する。
いたずら電話やかけ間違いは1万2257件で前年から2191件減った。メーカーが誤発信を防ぐための機能をスマートフォンに追加したことが主な要因とみられる。
不要不急な通報は9706件あった。「警察署の電話番号を知りたい」「電車に乗り遅れたのでパトカーで送ってほしい」「自宅近くにカラスが大量にいて困る」などの内容だった。
地域課の時松周栄次席は「110番は緊急ダイヤル。事件事故で警察の対応が直ちに必要な時は、ためらわずに通報してほしい。判断に迷う場合は、警察相談専用ダイヤル『♯9110』や、警察署の加入電話を利用してもらいたい」と呼びかけている。