全日本ロボット相撲大会で表彰台を独占した佐伯豊南高メンバー=佐伯市鶴望
【佐伯】全日本ロボット相撲大会・決勝大会が6、7の両日、東京・両国国技館で開かれ、佐伯豊南高が3キロ自立型の部で初優勝し、準優勝、3位を含め表彰台を独占した。3キロラジコンの部も準優勝。社会人、海外の強豪ひしめく大舞台で強さを証明した。県勢の栄冠は2016年以来。
全日本ロボット相撲大会は富士ソフトが主催。決勝大会には国内外の315チームが集結した。同校は工業部員を主体に教員とその家族らを加えたメンバーで、自立型に7チーム、ラジコン型に2チームが出場した。
自立型で頂点に立ったのは顧問の松永芳史教諭(53)と神崎凜人主将(17)=2年=のペア。松永教諭は16年にも同大会ラジコンの部で優勝しており、大会初の自立・ラジコン両部門優勝を果たした。松永教諭は「序盤に苦戦したが、勝ち方を指導している生徒たちの前で有言実行できた」と安堵(あんど)した。
同門対決で惜しくも準優勝の神田航輝さん(15)=1年=と井上奏汰さん(16)=2年=は「まだまだ先生には勝てない。もっと腕を上げたい」。3位になった松永響さん(13)=稙田東中2年=と福沢善行同高教諭(51)は「表彰台を独占するため、強豪を倒すことに集中した」と話した。
ラジコンの部準優勝の中山竜之介さん(17)と土橋一揮さん(18)=いずれも3年=は「密度の高い練習の成果が出た。2人でやれて楽しかった」と喜んだ。
4連覇を目指した11月の「高校生ロボット相撲選手権」(福島県)は最高で3位。不本意な結果を反省し、挑戦者として意識と戦術の立て直しを図った。
当日は落ち着いて試合に臨み、先制を許すピンチやプレッシャーをはねのけた。今後は世界のライバルから研究され、追われる立場になる。
神崎主将は「支えてくれた人たちのおかげでつかんだ勝利。一生胸に残したい。表彰台をまた独占するため、後輩の育成にも力を入れる」と抱負を語った。