防災士の資格を取得した佐伯城南中2年の小野麗奈さん(右)と父の純弥さん=佐伯市役所
【佐伯】佐伯市の佐伯城南中2年の小野麗奈さん(13)が防災士の試験に合格した。市内の中学生の資格取得は、市が把握する限り初めて。父の純弥さん(35)と同時に合格し、「学んだことを家族と自分、そして地域のために役立てたい」と張り切っている。
防災士は日本防災士機構が認定する民間資格で、社会の減災と防災力向上に貢献する。同市は災害を見据えて育成・養成に取り組んでおり、市内の防災士は現在約2千人いる。
麗奈さんが防災士を知ったのは昨年末ごろ。地元の区長に声をかけられたことがきっかけだった。日ごろから「もしも南海トラフ地震が起きたらどうするか」と考えていたこともあり、受験を決めた。
本格的に勉強をスタートしたのは夏ごろから。純弥さんと一緒に問題集を解き、レポート提出や実習、講義への出席を通して知識、技術を身に付けた。
9月にあった試験は「難しくて緊張した」と言うものの、親子で無事に合格。麗奈さんは「父と一緒に、これまで知らなかったことを楽しく学べた」。純弥さんは「これからもいろいろなことに挑戦してほしい」と喜んだ。
市防災危機管理課は「市は子ども防災士の育成に力を入れており、大変ありがたいこと。若い人にもっと関心を持ってもらいたい」と話した。