世界平安の祈りをささげた天台宗と真言宗の僧侶ら=30日、宇佐市の宇佐神宮
神仏習合発祥の地である宇佐市の宇佐神宮で30日、天台宗と真言宗の僧侶が合同で参拝し、世界の平安に向けて祈りをささげた。境内には、大勢の参拝客も集まった。
両宗派の開祖である最澄と空海は804年、遣唐使で唐へ渡る前に同神宮で渡航の安全を祈願したとされる。合同参拝は、同神宮の御鎮座1300年をきっかけに初めて実現した。
天台宗の座主名代の神原玄応(げんのう)擬講大僧正(90)、真言宗の高野山金剛峯寺宗務総長の今川泰伸権大僧正(65)に加え、県内の両宗派の僧侶らが出席。上宮で神職が祝詞を上げた後、紫や緑色のけさを着た僧侶らが般若心経などを読経した。
神原擬講大僧正は「世界の皆さんと力を合わせて平和を実現したい」、今川権大僧正は「宇佐神宮の記念の年に法要ができて光栄」とそれぞれ述べた。
訪れた佐賀県小城市の服巻恵美さん(54)は「合同参拝は、御鎮座1300年の集大成ともいえる行事でとても素晴らしかった」と話した。