原田美知緒さんからクラシックバレエの基礎を学ぶ生徒=大分市宮河内の川添校区公民館
【大分】校区公民館でクラシックバレエのレッスン―。大分市宮河内の川添校区公民館では10年以上、小中高校生や地域住民を対象にしたバレエ教室が開かれている。校区公民館で本格的な指導が受けられるのは珍しく、海外への短期留学資格を得る児童生徒も輩出。「雰囲気が良くみんなで楽しく学べる」と教室生30人が和気あいあいと技術を磨いている。
同公民館は1992年に建設した際、当時の「川添新体操クラブ」が備え付けのバレエバー(約4・3メートル)を2本寄贈。杵築市のバレエ講師の原田美知緒さんが、クラブの子どもたちに20年ほどバレエを教えた。地域の強い要望もあり、2014年からは原田さんが毎週4回の教室を開いている。
月、水、土曜日は、幼児、小中高生、社会人の24人が5クラスに分かれ、年齢や習熟度に合わせてレッスン。火曜日は地域住民6人が健康と美容のためのバーを使った基礎レッスンやストレッチなどに取り組んでいる。
年に2回は国内外のバレエ学校に留学する機会を得られるコンクールに出場。市内明野東小の吉田笑梨(えみり)さん(10)は8月に米国ニューヨークのダンススタジオへの短期留学の参加資格を、城東中3年の猪ノ口碧月(みづき)さん(14)は昨年、ポルトガルのバレエ学校への短期留学資格を得た。吉田さんは「びっくりした。みんなと仲良くレッスンを受けられるのが楽しみ」とにっこり。
トーシューズを履けるように頑張ったりコンクールを目標にしたり、それぞれが自分のペースに合った練習ができるのが魅力という。原田さんは「自分とバレエの距離感を探しながら、長くバレエを楽しんでもらえたら。今後もコンクールやイベントに参加し、地域に密着して地道に活動していきたい」と話している。