「玖珠川を満喫して!」と参加を呼びかける天ケ瀬温泉つなぐ会議のメンバーら=日田市役所
【日田】2020年7月の豪雨からの復興を目指す日田市の「天ケ瀬温泉つなぐ会議」(佐藤龍(りょう)代表)は24日から、同温泉街を流れる玖珠川などで自然の魅力を生かしたイベント「あまがせの夏休み2025」を開く。川遊びや沢登り、川湯のプールなど多彩な体験を用意しており、親子で楽しめる。27日まで。
豪雨で玖珠川が氾濫し、同温泉街は壊滅的な被害を受けた。県は22年度から10年がかりの河川改修工事に着手している。温泉街の若手メンバーでつくる同会議は、復旧工事後の観光振興やにぎわいづくりにつなげようと22年度から同イベントを続けている。
期間中、川湯「益次郎の湯」をプールとして無料開放。26、27日はキッチンカーや屋台が河川敷に出店し、27日はホテル成天閣ガレージで「あまがせ蚤(のみ)の市」が開かれる。
同会議メンバーの穴井靖人さん(36)は「今後、河川改修が本格的に始まり景観が変わっていくと思うが、きれいな川と温泉というすてきな資源は変わらない。このイベントをきっかけに、天ケ瀬の魅力を知ってほしい」と話している。
イベントの申し込みは、専用サイトの予約フォームから。主なイベント(いずれも有料、予約制)は次の通り。
▽桜滝リバートレッキング(24日午後1時、26日午前10時)▽川遊び体験(期間中の午前10時、同11時、午後1時、同2時)▽魚のつかみ取り(27日午前10時~午後3時)▽川釣りコンテスト(期間中の午前10時~午後3時)