「おはようございます」。登校する児童に元気にあいさつし、ハイタッチをする槻木レンジャー=中津市山国町の三郷小
【中津】「山国戦隊・槻木(つきのき)レンジャー」登場―。中津市山国町の青壮年が扮(ふん)する5人組のご当地レンジャー部隊が誕生した。合言葉は“山国と子どもの未来は守る!”。既存の行事・祭事や地域活動に参加したりヒーローショーなどを通じて地域の魅力を発信し、子どもには社会のマナー・ルールを伝える。
市の地域おこし協力隊員神田光さん(31)と団体職員新谷竜一さん(41)の発案で、「戦隊もの」のご当地ゆるキャラを作ったら子どももお年寄りも喜ぶのではと考えたのがきっかけ。2月に団体職員や林業者、福祉職員、自営業者ら20~50代の町内有志と共に運営母体となる地域グループ「槻木防衛軍」(諫山暁代表、9人)を結成し、準備してきた。
レンジャーは槻木地区を拠点に活動し、メンバーの年齢や性別は不詳。出身地の名前を背にした明鹿野レッド、苅屋ブルー、合使グリーン、小原井イエロー、薬師ブラックがおり、必殺技は「英彦山アタック」。「しいたけ醤油(しょうゆ)」をパワーの源にする。
6月下旬に同町の三郷小で披露会を開き、7月2日には初の地域活動として同校のあいさつ運動に参加。登校時に児童会役員と校門前などに立って児童に「おはよう」と声をかけ、ハイタッチをして元気と笑顔を届けた。
今後、同校の月2回のあいさつ運動に定期出動し、町内の保育所2カ所でも行う。秋ごろにはヒーローショーの初舞台を目指すという。
事務局の神田さんは「山国といえば槻木レンジャーと言ってもらえるよう地域をもり立て、子どもが誇るヒーローになりたい。出動要請は大歓迎」とアピールしている。
問い合わせは市山国支所(0979-62-3111)。