強風の中、日田、三隈、海洋科学の3校が競い合ったローイング。かじ付きクォドルプルは男女とも日田が制した。 男子の日田A艇は3年生5人が抜群の連係を見せ、他艇を圧倒した。中盤でスピードが落ちないよう、重ねてきた練習の成果を存分に発揮。井上拓人主将は「出し切り、悔いのないレースになった。目標の3分20秒を切れて良かった」と振り返った。 女子は3人の3年生が2人の2年生を引っ張り、三隈との一騎打ちを制した。4月からメンバーで始めた交換ノートで思いや改善点を共有し、チームワークを高めてきたという。川浪茜主将(3年)は「750メートルを過ぎた終盤から、しっかりスピードを上げられたことが優勝につながった」と笑顔で汗を拭った。【ミニインタビュー】 ローイング女子ダブルスカルで優勝した三隈の菅原心暖(こはる)(3年) 今大会にピークを持ってこられるよう頑張ってきたので力を発揮できてうれしい。風が強かったがバランスを意識し、うまく調整できた。同級生や家族の応援が力になった。〈ローイング〉 (夜明ボートコース=1000メートル) 【男子】▽シングルスカル (1)土屋漣(日田)3分57秒13(2)市川譲喜(三隈)(3)赤星陸哉(同) ▽ダブルスカル (1)三隈(片野、白坂)3分24秒48(2)日田 ▽かじ付きクォドルプル (1)日田A(斉藤、井上拓、井上聡、岐部、小名川)3分17秒12(2)日田B(3)海洋科学 【女子】▽シングルスカル (1)坂井萌七(日田)4分20秒59 ▽ダブルスカル (1)三隈(森山、菅原)3分59秒79(2)日田(3)海洋科学 ▽かじ付きクォドルプル (1)日田(小野、三俣、森山、黒木、川浪)3分46秒68(2)三隈 (ダブルスカルとかじ付きクォドルプルは1位が全国、上位2校が九州大会へ)
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