【レスリング男子学校対抗】60キロ級でしのぎを削る文理大付の広石(赤)と豊南の鎗水=佐伯市の文理大付高
レスリング学校対抗(団体)で文理大付が力を発揮。豊南との熱戦を制して27連覇を達成した。勝龍三郎監督は「思い描いていた展開に持ち込めた」と目を細めた。
1―1で迎えた60キロ級で広石恵太(2年)が勢いをもたらした。55キロ級の選手ながらチーム事情で1階級上に出場。個人戦を制した豊南の鎗水大志(同)と激しく競り合った。勝負は終盤にもつれたが、広石は粘り強く猛攻に耐え、1点リードを守り抜いた。
「相手が強く、厳しいところで勝つことができた。勢いづけた」と池田咲太郎主将(3年)。65キロ級の門田武流(同)ら後続が会心の試合運びで突き放した。
九州大会、全国総体に向け、池田主将は「全国でできるだけ多く勝つため、今まで以上に練習する」と力を込めた。
【ミニインタビュー】
レスリング男子51キロ級を制した豊南の御鱗碧(おいら・あおい)(3年) 1階級落として臨んだ。減量は厳しかったが、初の全国総体出場を勝ち取れた。タックルの決まりが浅かったことが反省点。上位大会で自分のレスリングができるよう仲間と頑張りたい。
〈レスリング〉
(文理大付高)
=男子=
【学校対抗】▽決勝 文理大付5―2豊南
【個人】▽51キロ級 (1)御鱗碧(豊南)(2)上田弦司(同)(3)山村留希(文理大付)
▽55キロ級 (1)飯田暁斗(文理大付)(2)広石恵太(同)(3)寺岡樹生(同)
▽60キロ級 (1)鎗水大志(豊南)(2)永江零士(文理大付)(3)伊賀悠翔(同)
▽65キロ級 (1)門田武流(文理大付)(2)三村叶琉(豊南)
▽71キロ級 (1)池田咲太郎(文理大付)(2)石田修也(豊南)
▽80キロ級 (1)三宅将人(文理大付)(2)磯貝涼祐(豊南)(3)高倉匡斗(同)
▽92キロ級 (1)市原結斗(文理大付)
▽125キロ級 (1)田中大和(豊南)
=女子=
【個人】▽62キロ級 (1)宮川桜咲(文理大付)
(男子学校対抗の文理大付=旧佐伯高時代を含む=は27大会連続31回目の優勝。男子学校対抗、個人の各1位が全国、2位までと女子個人1位が九州大会へ)