佐藤義美記念館で大分おもちゃ病院のドクターからおもちゃの“診察”を受ける子どもら=竹田市竹田
【竹田】壊れたおもちゃを無償で修理するボランティア「大分おもちゃ病院」が竹田市竹田の佐藤義美記念館で毎月、開設されることになった。初回の開院が25日にあり、親子らが愛着のある品を持ち込んでいた。
同病院(寺司健一会長)は2013年に発足。大分、別府、豊後大野の3市で毎月、開院している。本年度は会場が増え、4月から臼杵市で、今月から竹田市で定期的に開かれることになった。
この日は午前10時に受け付けが始まると、ラジコンや木製の玩具などが持ち込まれた。音楽が流れる絵本を診てもらった竹田市荻町馬場の保育園児春木綴ちゃん(4)は「直してくれてうれしかった」と話した。
鷲司智子竹田支部長(67)は「捨てられるおもちゃが減り、子どもたちの笑顔を見ることができれば」。寺司会長(77)は「今後もニーズを把握し、ドクターの養成に努め、将来的には全市町村で開院したい」と話した。
同記念館での開院は毎月第4日曜日の午前10時~午後3時。予約不要。日程は同病院のホームページでも確認できる。問い合わせは寺司会長(090-7459-0915)。