活躍を誓う渡辺(右から3人目)と田中(同5人目)=県庁
世界水泳選手権(7月11日開幕・シンガポール)の競泳日本代表になった県出身の2選手が8日、県庁を訪問。佐藤樹一郎知事に大舞台での活躍を誓い、激励金を受け取った。
津久見市出身の渡辺一平(28)=トヨタ自動車=は200メートル平泳ぎ、別府市出身の田中大寛(24)=キッコーマン=は50メートルバタフライに挑む。それぞれ3月の日本選手権で派遣標準記録を突破した。田中はリレー2種目にも出場する見込み。
パリ五輪6位の渡辺は、4回目の世界選手権で日本選手団の副主将を任された。過去2回、銅メダルを獲得した相性の良い大会で、悲願の金メダルを目指す。「自己ベストと日本記録を更新し、後悔しないよう努力する。タイムを出せば結果はついてくる」と意気込んだ。
田中は元々、自由形が専門。昨年から力を入れるバタフライで日本新記録をたたき出し、代表入りを果たした。世界選手権には2年前にもリレーで出場。「日本記録をさらに更新し、決勝で戦う姿を大分の皆さんに見せたい」と力を込めた。
佐藤知事は「あと2カ月、ベストを尽くして準備してほしい。大分から2人の金メダリストが誕生することを期待します」とエールを送った。