「極楽鬼カステラ」。店主の米田正和さんは「べっぷ地獄めぐり」の新たな名物になるよう期待を込める=別府市御幸の味処よね田
【別府】別府市御幸の飲食店「味処よね田」は温泉蒸気を活用したスイーツ「極楽鬼カステラ」を作り、販売を始めた。店は市内7カ所の地獄を楽しむ観光コース上にあり、「べっぷ地獄めぐり」の新たな名物として国内外の客に親しまれることを目指す。
同店によると、地獄に住む赤鬼と青鬼が商品コンセプト。温泉の蒸気熱で蒸した生地にホイップクリームを載せ、アーモンドで鬼のつのを表現した。容器は鬼のイラストを描いたカップ。仕上げのソースはイチゴまたは抹茶の2種類から選べる。
材料は九州産の小麦や米粉を使用。卵や乳製品にアレルギーのある人が食べられるよう、ホイップクリームには豆乳を用いた。
同店は1955年に開業し、観光客向けに温泉蒸気の地獄蒸しで調理した卵やトウモロコシを販売しているほか、地域の食堂として定食を提供。スイーツを製造するのは初めてで、市の外郭団体「ビービズリンク」の中小企業支援事業を活用した。
店主の米田正和さん(54)は「何度も試作を繰り返した。鬼に模したカステラを食べ、地獄に落ちないと験担ぎをしてほしい」と話した。
「極楽鬼カステラ」は1個600円(税込み)。当面、土日、祝日の限定販売となる。
問い合わせは、味処よね田(0977-66-0327)。