打ち合わせをする「おおいた解体新書プロジェクト」のメンバー=4日、大分市の若手起業家育成施設
【大分】大学の枠を超えて学生が結成している県内七つの学生団体が、新入学の高校生や大学生に活動を紹介するイベント「おおいた合同新歓2025」が12日午後5時から、大分市中央町の若手起業家育成施設で開かれる。主催する学生団体代表の衛藤悠希さん(19)=大分大医学部2年=は「各団体の活動を知ってもらいメンバーの獲得にもつなげたい」と意気込んでいる。
県内では若者を対象としたイベントが少なく、他大学の学生などとの交流の機会があまりない。各学生団体とも交流サイト(SNS)での情報発信に力を入れているがメンバーが集まりにくいという共通の悩みを抱えているという。
そこで大学の枠を超えた新入生の歓迎会を開き、各団体と活動に興味を持つ学生をマッチングさせることにした。
主催は県内出身の学生ら16人でつくる地域活性化サークル「おおいた解体新書プロジェクト」。昨年9月から進学や就職で県外に出て行く学生を減らすため若者の活躍の場を増やそうと活動している。
当日は、新入生に向けた活動内容のプレゼンテーションや、大分東明高社会部によるビンゴ大会、懇親会がある。衛藤さんは「学生団体が活動しやすい環境を後押しすることで地域の活力を生み、若者の活躍の場を増やしていきたい」と話している。
イベントの詳細は公式インスタグラム(oita_database)から。