草地小の持久走大会で児童を先導して走る昭和仮面=豊後高田市草地小
【豊後高田】豊後高田市のローカルヒーロー昭和仮面が毎冬、市内の各小学校で開催される持久走大会で、市駅伝チームの一員として先導役を務める活動を始めた。昭和仮面は「スポーツの面白さはもちろん、ゴールを目指して一生懸命頑張ることが成長につながることも伝えたい。一緒に走りまショウワー」と張り切っている。
昭和仮面は2019年、市中心部の豊後高田昭和の町商店街の活性化やPRを図ろうと誕生したキャラクター。毎月最終土曜に開催される「夜台市」や観光イベントなどに登場し、会場を盛り上げている。
先導役は今月、大分市であった県スポーツ少年団駅伝交流大会で豊後高田陸上クラブが男女同時優勝したことに感動。以前から体力と走力に自信があったことから、一肌脱ぐことを決めたという。
今月中旬に豊後高田市草地小(16人)であった持久走大会に初めて参加。学校周辺をコースにした低学年(800メートル)と高学年(1キロ)の両部で、児童に声をかけて励ましながら一緒に走った。
「子どもたちの頑張る姿に感激した。これからも積極的に参加して元気づけたい」と昭和仮面。
市駅伝チームの橋本圭司監督(54)は「子どもたちに一緒に走った楽しい思い出として残せるようしっかり頑張ってもらいたい」と期待を寄せている。