開幕戦に向けて調整する大分の選手たち=県サッカー協会スポーツ公園
サッカーJ2の大分トリニータは16日午後2時から、大分市のクラサスドーム大分で札幌との今季開幕戦に臨む。昨季リーグ戦で4勝しかできなかったホーム戦を白星で飾り、目標に掲げるJ1昇格プレーオフ圏内の6位に向けて好発進したい。
大分は1月上旬から1カ月余りかけてチームづくりに励んだ。戦術の浸透に力を注ぎ、新加入選手との融合を進めながら連係の確認に時間を割いた。MF天笠泰輝は「いろいろなことを試し、戦術も理解と共有ができている。準備してきたことを発揮できれば十分戦える」と手応えを口にする。
札幌は今季からJ2に降格。J1鹿島で長年プレーし、指揮も執った岩政大樹新監督を迎えた。片野坂知宏監督は「個々の能力が高く、ボールをしっかりつないでくる。勢いづかせると厄介なので、攻守両面で組織として対応したい」と力を込めた。
在籍12年目になるFW伊佐耕平は「堅い試合になると思う。チャンスを逃さず、先制して勢いに乗りたい」と意気込みを語った。