ベースランニングで脚力を鍛える選手たち=フジジンの杜スタジアム
野球の九州アジアリーグに加盟する大分B―リングスは14日、臼杵市のフジジンの杜スタジアムでキャンプインした。3月15日の開幕に向け、今月末まで調整を続ける。
今季は日本人選手35人で始動し、カナダ出身の新加入選手2人が遅れて合流する見込み。
練習前には球団の森慎一郎代表が「昨季は過去最高の2位だった。今季はより勝利に執着してほしい」と激励。山下和彦監督が細かく指示を飛ばす中、選手は走るメニューを中心に体をほぐしていた。
今季主将を担うのは、昨季101安打で打率3割5分を記録した岩下竜馬(楊志館高―別府大)。「もったいない失点が多かった去年の反省を生かす」と攻守でチームを引っ張る。
大分高時代に甲子園を経験した2年目の足立駿も走攻守で活躍が期待される。「存在感を示して勝利に貢献し、引き続きNPB(プロ野球)入りも目指したい」と先を見据える。昨季15勝のエース猿渡大輝や、打線の中心を担う水本大志の活躍も躍進の鍵を握りそう。
今季は大分を含め5チームで争い、ソフトバンク3、4軍も参戦する。キャンプ練習日は見学可能。