盆明け、多くの高校で2学期が始まる。文化祭や体育祭を控えた学校では、授業に加え行事の準備が忙しく、体調を崩す生徒もいる。起床と就寝の時間を一定にしてしっかり睡眠時間を確保することで生活リズムを整えよう。
9月には大学入学共通テストの願書が配布される。高校3年生は、いや応なしに入試を意識することになる。親子で受験について話すいいタイミングだ。まだ志望校を言いたくない生徒もいるだろう。「現状の学力では親や先生の賛同を得られないのではないか」との思いや「志望大学に合格するための取り組みが十分にできていない」という後ろめたさを感じているからではないだろうか。
だが、受験を突破するには自分の改善が必要なところに目を向けたい。今後の出願の手続きは保護者に丸投げせず、生徒自身が主体的に進めていこう。そうすることで、自分の意思をあいまいにせず保護者に伝えることができる。
保護者にとっても▽どの大学に出願するか▽浪人は可能か▽共通テストで私大に出願するか―などを確認するチャンスとなる。親から見ると「まだ頑張りが足りない」と感じる部分もあるだろう。これまでのわが子の振る舞いについて指摘したくなる気持ちは理解できるが、どれだけ言っても過去を変えることはできない。これから先の子どもの未来に期待し「信じて待つよ」という姿勢を大切にしたい。
8月下旬には、7月末にあった共通テスト模試の結果が返ってくる。まだ現役生より浪人生が先行している時期。思うような結果が出ていなくても諦めるのはもったいない。夏休みにまとまった勉強をして受ける8月末の模試は、自己最高得点を更新する意気込みで臨もう。
10、11月になると毎週末のように模試がある。日曜日に模試が入り、休みがまったくないという状況になる生徒もいる。本命の志望校に合わせたスケジュール立てが大切だ。本当に自分にとって必要な模試を受験しよう。
模試の受験で大切な点は、志望校の判定結果を見ること以上に、やり直しをすることだ。復習を大切にする生徒は、模試を受けている最中に「あとでここを調べよう」「知らない英単語だった」などのポイントを問題用紙に書き込んでいる。迷った問題や分からなかった問題を効果的に復習するためだ。うまく復習できるかどうかで、身につく力の差がつく。
模試は入試本番を想定してさまざまなことを試す場でもある。共通テスト型の模試であれば▽大問は何問構成か▽自分はどこに時間がかかるか▽どの順番で解いていくか―などを実践形式で試すことができる。使いやすい鉛筆の濃さや消しゴムの形なども試しておこう。入試本番では余計なことにストレスを感じることなく、解答に集中したい。模試を受ける中で自分の受験スタイルをつくり上げていこう。
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