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暖冬の影響じわり 野菜が安値、防寒着の販売振るわず

 暖冬傾向が続く中、県内は野菜の価格や冬物商品の売れ行きなどに影響が出ている。ハクサイなどは暖かさで育ち過ぎ供給量が増えて安値に。防寒用の衣類や暖房器具を買い求める動きは例年より鈍く、スキー場は雪の確保に苦しむ。今後も一時的な冷え込みはあっても気温は高めで推移する見通しで、関係者は気をもんでいる。
 大分市のスーパー「マルミヤストア金池南店」はキャベツなどの価格が下がり、白ネギは日によって通常の半額ほどになっている。
 17日、ダイコンを買った同市王子町の看護師安部美代子さん(52)は「野菜が安いと料理の幅が広がり、家計も助かる」と笑顔。
 同店青果担当の田中悟さん(39)は「それほど寒くないので鍋料理をする家庭が少ないのか、材料の葉物野菜が安さの割に売れていない」と話す。
 安さの理由は全国的な暖冬により、各産地で露地野菜の生育が早くなっているためだ。同市公設地方卸売市場で卸売りをする丸果大分大同青果の米村恭治常務(72)は「市場に商品があふれ、ハクサイやダイコンなど旬の野菜が3~5割ほど安くなっている」と説明。形もふぞろいになりやすく商品価値が落ちたり、在庫がさばけないなど市場や農家には痛手という。
 同市の平均気温で見ると、昨年12月は9・9度。平年より1・4度高く、2000年以降では4番目(観測史上9番目)に暖かかった。
 消費者の目は冬物製品に目が向きにくいようで、同市府内町のトキハ本店はコートやセーターなどの販売が例年より振るわない。営業推進担当課の村山哲生課長(48)は「代わりに春物衣料が売れており、春物を前面に出したレイアウトに早く変えた売り場もある」という。
 同市内の家電量販店は石油ファンヒーターやホットカーペットなど暖房器具の売れ行きが昨冬比1割減。担当者は「消費税引き上げの影響もあり、年末年始など一番売れる時に売れていない」と嘆く。
 九重町湯坪の九重森林公園スキー場は昨年12月14日の今季オープン以来、今月13日まで5カ所あるゲレンデのうち1、2カ所しか使えなかった。
 安部道和支配人(49)は「人工降雪機を使える氷点下2、3度まで気温が下がらず不安だったが、14日の寒気で4カ所で滑れるようになった」。暖冬が続く予報に「何とか少しでも寒くなってくれれば」と望んだ。
※この記事は、1月19日大分合同新聞朝刊31ページに掲載されています。
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