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都会目線で臼杵振興提案 東京の高校生が「探求型修学旅行」

 地域の課題や魅力を調べる「探求型修学旅行」で臼杵市を訪れた東京都の郁文館高の生徒たちが、市内活性化のアイデアを中野五郎市長に提案した。4~8日に滞在し、農村民泊や市民との交流を体験。観光客に和装して散策を楽しんでもらうことやジビエ料理のPRに力を入れることなど、外部からの若者目線で臼杵の振興策について意見を述べた。
 郁文館高は本年度から「探求型」を導入。学校を運営する法人の理事長に外食チェーンのワタミ創業者の渡辺美樹氏が就いており、ワタミが臼杵市内で農業や林業などに携わっていることから旅行先の一つとなった。
 北海道や屋久島、シンガポールなど8カ所の行き先の中から臼杵市を選んだのは、2年生約290人のうち10人。山本怜奈さん(16)は「地元の商店街は活気がなくシャッターが閉まっている。城下町に商店街がある臼杵の『まちのこし』の心意気を学びたかった」。
 生徒は市内の農林業の現場や国宝臼杵石仏、市歴史資料館などを見学。7日は八町大路商店街周辺を調査し、商店主や寺の住職らにインタビューした。
 市内で見聞きしたことを踏まえ、旅程のコーディネーターを務めた九州産業大地域共創学部の行平真也講師と共に提案書を作成。「商店街にアーケードは必要か」「ジビエをもっと有名に」など六つのテーマで仕上げた。
 中野市長に2泊3日のツアーを提案した大塚宙(そら)さんは(16)は「臼杵は東京にない自然や安全な食べ物など、さまざまな魅力がある」と説明した。
 同校は来年度以降も「探求型」を継続する方針。市秘書・総合企画課は「東京の高校生から見た臼杵の魅力や提案を貴重な参考にしたい」と話している。
※この記事は、6月15日大分合同新聞朝刊12ページに掲載されています。
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