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豊後牛PR戦略刷新 県外発信へ専門家に委託

 大分県は本年度、県産和牛「おおいた豊後牛」のブランドとPR戦略の再構築に取り組む。昨年、全国和牛能力共進会(全共)種牛(しゅぎゅう)の部で日本一に輝いた実績を生かして効果的に販促・PRするため、専門家に依頼して手法を検討。最高級の豊後牛を対象とする“リーディングブランド”を創設する。流通量が少ないため県外で知名度が低いという豊後牛の課題を補う戦略の確立を目指す。
 広告代理店や流通業者などを対象にした公募を経て、PR事業やブランドづくりを手掛ける「バーバラプール」(東京)に委託した。委託業者は県内の肥育牛(食肉出荷用牛)、繁殖牛(子牛生産用牛)の生産者や流通関係者をメンバーとした協議会を4月26日に設置。全共日本一や豊後牛の特徴、県内生産者の技術や思いを反映させたブランドコンセプトやPR動画を作成する。
 「おおいた豊後牛」は県内で最も長く育てられた牛で、5段階の肉質等級(5等級が最高)のうち2等級以上のものが全て含まれている。
 新設するリーディングブランドは最高級の豊後牛に限定して使う。協議会での議論を踏まえ、牛の育て方や生まれた場所を指定するなどして、さらに特徴のあるブランドとすることも検討。県外の飲食店やホテル、旅館などで、大分や豊後牛になじみのない消費者にも理解しやすく、興味をもってもらえるようにする。
 一方で、優れた肉質をPRするために展開してきたサブブランドは再整理する。うま味成分のオレイン酸を多く含む肉に用いる「豊味(うま)いの証(あかし)」や、肉質4等級以上の超高級肉用の「おおいた豊後牛頂(いただき)」などの既存サブブランドは「区分が専門的で消費者には違いが分かりづらい」という指摘が、小売り関係者から寄せられていた。
 県内の肥育牛頭数は2017年2月1日現在で1万1600頭。鹿児島県の12万7900頭、宮崎県の8万1200頭に比べて少ない。流通量が少なく、精肉店の店頭や飲食店に並ぶ機会も少ないことが、知名度向上を妨げる要因となってきた。
 県畜産振興課は「飛騨牛のように、やり方次第では飼育頭数が少なくても知名度が上がり、ブランド化に成功しているものもある。豊後牛のおいしさの背景を分かりやすく説明できる戦略をつくり、消費者があえて大分県産の和牛を食べたいと思ってもらえるようにしたい」としている。
※この記事は、5月2日大分合同新聞朝刊1ページに掲載されています。
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