漫画『攻殻機動隊』の登場キャラ・草薙素子をモデルに制作した2体の新作彫像が発表された。『攻殻機動隊展Ghost and the Shell』(2026年1月30日から4月5日 虎ノ門ヒルズのTOKYO NODE)、『SORAYAMA 光・透明・反射-TOKYO-』(2026年3月14日から5月31日までCREATIVE MUSEUM TOKYO)にて、それぞれ1体ずつ世界初展示されることが決定した。
【写真】ちょっと不気味…『攻殻機動隊』草薙素子モデルにした新作彫刻
これはサイバーパンクSFを象徴する草薙素子を、アーティスト・空山基独自の解釈によって“未来の身体”として再構築したもの。攻殻機動隊シリーズが問い続けてきた「人間と機械の境界」というテーマと、空山の解釈をまとった“未来の身体”としての素子像で、士郎正宗・原作による『攻殻機動隊』の作品世界と、空山芸術の共振を立体的に体感できるものとなっている。
『攻殻機動隊』は、1989年に漫画家・士郎正宗が、青年誌「ヤングマガジン」の増刊「ヤングマガジン海賊版」第5号から連載を開始したSF作品。電脳戦や格闘などで優れた能力を持つ全身義体(サイボーグ)の草薙素子が主人公で、彼女をリーダーとした攻性の部隊「攻殻機動隊」が、高度複雑化する凶悪犯罪に立ち向かう姿を描いた物語。
リアルで精密な描き込みとともに、サイバーパンク的な要素や哲学的なテーマを探求しながら、人間とテクノロジーの融合、個人のアイデンティティなどについて深く考察しており、多くのクリエイターたちに影響を与え、単行本は『攻殻機動隊THE GHOST IN THE SHELL』『攻殻機動隊2MANMACHINE INTERFACE』『攻殻機動隊1.5 HUMAN-ERROR PROCESSER』の3冊が講談社から刊行されている。
メディアミックス展開もされており、押井守監督によるアニメ映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(1995年)をはじめ、アニメーション、ハリウッド実写映画など様々な作品群を展開し、世界中に驚きと刺激を与え続けてきた人気シリーズとなっている。
新作テレビアニメ『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』が、2026年に放送されることが決まっている。
■空山基コメント
士郎正宗さんへの私なりの敬意と愛情を込めてデザインしました。攻殻機動隊のコンセプトに寄り添いつつも、私の美学を反映させています。草薙素子をテーマにした立体はアイディアとコンセプトで彼女の存在感や世界観をより自由に表現していると感じています。
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