『ドキュメンタリー7』「18mの奇跡 ~希少ガンと闘う元甲子園球児~」(C)テレビ大阪
テレビ大阪は26日、ドキュメンタリー番組『ドキュメンタリー7』(毎月最終土曜 前11:00)で、「18mの奇跡 ~希少ガンと闘う元甲子園球児の挑戦~」を放送する。
【写真】大阪桐蔭高校の元4番・福森大翔さん闘病の様子 妻・聖欄さん、森友哉の姿も
希少ガンと闘う元甲子園球児、福森大翔(ふくもり・ひろと)さんの始球式までの道のりにカメラが密着した。
大阪桐蔭高校出身、4番打者として甲子園でも活躍した福森大翔(ふくもり・ひろと)さんは、10万人に1人、2人される「GIST(ジスト・消化管間質腫瘍)」と闘う。26歳のときに腹痛で救急搬送され、腫瘍が見つかった。一度目の手術は成功し、筋力トレーニングを再開できるほど回復していたが、2年後の2023年12月に再発した。
そんな福森さんを支え続けるのは、妻の聖欄(せいら)さん。2度目の手術を終え、数値が徐々に安定してきていた昨年7月にプロポーズした。しかし、その後、リンパ節と肝臓へガンの転移が発覚し、ステージ4と診断。聖欄さんは「治せると思っている」という揺るがない気持ちで支える。この思いが背中を押し、福森さんは新たな挑戦に一歩踏み出す。
福森さんは自身の病状を積極的に公表し、クラウドファンディングを開始。支援を得て、保険適用外の治療への挑戦を試みる。そして、クラウドファンディングをきっかけに、プロ野球の始球式に挑戦。3万人が集まる京セラドーム大阪でのオリックス戦。福森さんは「マウンドからホームへ、ボールを届かせる」という約束を胸に、休むことなく練習を続けた。
その約束を交わしたのは、高校時代の同級生であり、現在、オリックスの主力選手として活躍する森友哉選手。これまで幾度となく励ましあった2人。始球式では福森さんの球を森選手が受けた。ホームまでの距離、およそ18メートル。福森さんの思いを乗せた1球は、果たして…。