男子フルーレで優勝し、喜ぶ松山恭助=東京都港区SC
フェンシングの全日本選手権は28日、男子フルーレ決勝で松山恭助(JTB)が飯村一輝(慶大)を15―12で退け、5大会ぶり3度目の頂点に立った。
松山は、8―12から7連続得点と猛烈な追い上げで逆転優勝。序盤はスピードのある飯村に懐に飛び込まれたが、接近戦を制し「例年以上に勝ちたい気持ちが強かった。どんな展開でも落ち着いて自分のプレーをやりきれたのが、ものすごい収穫」と胸を張った。
パリ五輪の団体で金メダルを獲得したが、その後は低迷した。今年8月にポーランドの女子選手との結婚を発表。「あなたならできる」と励まされたことで自信を取り戻した松山は「意味のある優勝になった。彼女の存在が大きい」と感謝した。
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