柔道男子73キロ級で五輪2連覇を誇る大野将平氏(33)が6日、グランドスラム東京大会(東京体育館)での引退選手セレモニーに出席した。連覇を達成した2021年東京五輪を最後に同級の試合には出ず、第一線を退く意向を示していた。
大野氏は今夏に約2年間の英国留学を終え、現在は旭化成のコーチを務める。「柔道を知らない人が見ても面白いと思えるような選手が出てきてほしい。一本を取ることが柔道の唯一無二のところ。競技としての醍醐味を選手には失ってほしくない」と言及した。
日本柔道の現状にも触れ「もしかしたら人気が一番ない国なのかもしれない。実力、人気とも他国に抜かれるような時代がすぐそこまで来ている」と危機感を語った。
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