ウクライナ・キーウの火力発電所で復旧作業を行う人たち=4日(共同)
【キーウ共同】凍結した地面に焦げたがれきが散乱していた。ウクライナ政府は4日、ロシアのミサイル攻撃で壊滅的な被害を受けた首都キーウの火力発電所を共同通信などに公開した。50万人に電気と暖房を供給していた発電所はまるで廃虚のよう。厳冬下、復旧作業を進めるが、早期の運転再開は絶望的だ。
キーウを南北に流れるドニプロ川の東岸に位置するダルニツャ火力発電所。発電のほか、市内の千棟以上の集合住宅にパイプラインで温水を循環させて暖める集中暖房を供給していた。
「あそこに弾道ミサイルが着弾した」。発電所職員が指した先には、直径約10メートルの穴があいていた。建物の窓ガラスは爆風で全て割れ、外壁はめくれてなくなっていた。
この冬、同発電所には約20発のミサイルが飛来した。2日夜から3日朝にかけては5発が直撃。敷地内の多くの建物が壊れ、病院や学校、集合住宅への暖房供給が完全にストップした。
現場を案内したクレバ副首相は「最も寒い夜に攻撃があった。市民を凍えさせるため、ロシアはミサイルを撃ち込んだ」と語気を強めた。「完全に破壊されている。運転再開の時期は見当もつかない」と語った。
クレバ氏によると、攻撃時の気温は氷点下25度前後。記者が訪れた4日の日中も冷え込んだ。朽ちた建物には、長さ数メートルのつららが垂れ下がっている。手袋を外して写真を撮影していると、5分もたたないうちに指先の感覚がなくなった。
がれきの撤去や壊れた配管の切断など、復旧作業が24時間態勢で進む。だが、発電所の広報担当者は不安な表情を浮かべた。「明日また攻撃されたら全てが台無し。今夜、ミサイルが飛んでこないことを祈るしかない」
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