【ワシントン共同】米軍による中南米海域での「麻薬密輸船」攻撃でヘグセス国防長官が乗組員全員の殺害を命じたため生存者も殺害されたと報じられた問題で、ブラッドレー海軍大将は4日、ヘグセス氏からそのような命令はなかったと議会で証言した。米メディアが非公開の説明会に出席した議員の話を基に伝えた。
問題とされているのは9月の攻撃。1回目の攻撃後、生存者がいる中で追加の攻撃が実施されたと報じられている。戦闘能力のない乗組員の殺害は戦争犯罪に当たるとして批判が高まり、ヘグセス氏の関与が焦点となっている。
AP通信によると、共和党コットン上院議員は、同大将が「容赦なく全員を殺害せよとの命令は受けていないと明言した」と述べた。
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