国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の600万人目の入館者となり、漆原正浩館長(右)から記念品を受け取るプルゼメク・パンコフスキさん(左)と息子のエレンさん=1日午後、広島市中区
広島市の国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の入館者数が1日、600万人に到達し、記念セレモニーが開かれた。2002年8月、平和記念公園内にオープン。原爆犠牲者の遺影や被爆体験記を公開するほか、爆心地から見た被爆後の街並みを表現した追悼空間もある。
600万人目はポーランドから訪れたプルゼメク・パンコフスキさん(50)と息子のエレンさん(18)で「広島で起きたことを学びたい」と祈念館を訪れた。記念品を贈呈した漆原正浩館長は「被爆80年の節目に600万人に到達したのは、ひとえに体験記などを寄せた被爆者と遺族のご協力があってこそだ」と述べた。