ウクライナ開発の新型巡航ミサイル「フラミンゴ」=8月14日(AP=共同)
【キーウ共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナが国産ミサイル開発を加速させている。欧米供与のミサイルはロシア国内への攻撃には使用制限があるとされ、制限のかからない国産兵器の開発・生産を急いでいた。ウクライナ政府は長射程の巡航ミサイルや弾道ミサイルの量産を指示、欧米兵器との併用を目指す。
ゼレンスキー大統領は8月31日「国を守るために積極的な行動に出る。戦力と兵器は準備済みで、新たな(ロシア)深部への攻撃を計画している」として、ロシア領への攻撃を示唆した。
ウクライナ国防省は8月中旬、新型巡航ミサイル「フラミンゴ」の開発を発表した。開発企業は、1トン超の弾頭を搭載し、最大射程は約3千キロと説明。ウクライナ国内から、ロシアの首都モスクワや第2の都市の北西部サンクトペテルブルク、シベリア付近まで計算上は到達する。
ウクライナは、国産の巡航ミサイル「ネプチューン」の射程を延ばした新型(最大射程千キロ)や弾道ミサイル「サプサン」(同300キロ)の開発も進めている。ブルシロ大統領府副長官は共同通信の取材に「欧米の供与兵器に頼るだけではなく、国産化を進めることが重要だ」と強調した。
ただ、ウクライナ国産ミサイルは実績で欧米兵器に及ばず、ウクライナが主張している射程にも懐疑的な見方がある。
これまで欧米はウクライナに巡航ミサイル「ストームシャドー」(英国、射程250キロ)や地対地ミサイル「ATACMS」(米国、射程300キロ)を供与。米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、ウクライナがロシア国内にこうした兵器を使用する際は米国の了承が必要で、今年春以降は使用制限をかけられていたという。
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