フィリピン北部の空軍基地で、日本が輸出した防空レーダーについて説明を受ける中谷防衛相(手前左)=23日、ラウニオン州サンフェルナンド(共同)
【マニラ共同】中谷元・防衛相は23日、フィリピン北部ラウニオン州サンフェルナンドの空軍基地を訪れ、日本が輸出した防空レーダーを視察した。24日にはテオドロ国防相と会談し、防衛装備品を巡る協力や、安全保障に関する機密情報の交換を可能にする「情報保護協定」の交渉入りについて議論する。
レーダーは、日本が武器禁輸政策を転換した2014年の防衛装備移転三原則制定後、完成品として初めて輸出された。三菱電機がフィリピン国防省との間で固定型3基と移動型1基の計4基を納入する契約を結び、これまでに2基を引き渡した。