捨てない未来を実現せよ。積水化学、資源循環への挑戦

×

https://youtu.be/5Nys7Plg45M


(写真)積水化学工業株式会社 執行役員 環境・ライフラインカンパニー 技術・CS部長:栗田 亨


(以下、動画の文字起こし)


栗田「数年前までは、『サーキュラーエコノミー』……夢物語みたいな感じだな、と思っていました。でも、現場のこだわり、執念、開発部隊の方々が技術ハードルを突破してきた。ひょっとすると、サーキュラーエコノミーってできるんじゃないか、と。──環境を無視したメーカーから、モノを買わない、そういう時代が来ると思っています。(これは)いわゆる生存競争だと思っている。──私たち積水化学 環境・ライフラインカンパニーが、プラスチックの歴史をこれから変えようとしているんじゃないかというふうに思っています」


1947年の創業以来、水を、暮らしを、インフラを支えてきた積水化学が掲げた、2050年『サーキュラーエコノミー』──『資源循環』の実現。

切り札は、私たちが誇る技術力とサプライチェーンとの連携でした。

いま、全社を挙げて挑む、『資源循環』の最前線を追いました。


これまで、モノの一生は[作って、使って、捨てる]……いわば一方通行でした。

しかし『資源循環』は違います。使い終わった製品を回収し、原料に戻し、ふたたび新しい製品として世に送り出す。

終わりを、始まりに繋げる『永遠のループ』を作ることを目指す考え方です。


栗田「当社の製品はインフラを支える耐久製品がメインでございまして。塩ビ管、いわゆる水道管ですとか、鉄道でいう枕木ですとか。そういう製品を我々の得意なプラスチックで供給しようと思っています。

一般的なプラスチックは軟い、脆いというイメージがございますが、すぐ朽ちるとインフラ商材になりませんので、いろんな素材を組み合わせて強固なものに仕上げて。それを我々は『複合化技術』と申しておるんですけど、そういう製品を供給することで市場のニーズを達成してきたわけですが、ことリサイクルに関すると、この『強さ』が非常に敵になるというか、リサイクルの障壁になる。


複合化いたしますと、製品の性能は向上するんですけれども、分離は逆に難しくなって、リサイクルしにくい。複合材に関しては、細かく砕いて埋め立てる、もしくは燃やす、こういう方法でしか処理することができなかった」


その困難を乗り越えた例の一つが、雨とい『超芯』のマテリアルリサイクル・プロジェクト。

表面の高耐久樹脂と芯材、この2つを分離するために、技術者たちはありとあらゆる方法を試しました。


栗田「──表面は塩ビ樹脂でできていまして、芯材にPET樹脂から作られる『超延伸シート』と、異なる素材の層で作られています」


技術部・梅崎「別の製品に(リサイクル)するのであれ、原料に戻すってことにするのであれ、混ざっているものって品質が保てないので、使えないんですよね。


(試したのは)超音波、あとは液体窒素の中にどぶ漬けする。パリッと行くんですけど……。

たどり着いたのが『加熱分離』になります。加熱をして力をかけると剥がれるんじゃないかな、ってことはわかっていたんですけど、実際できた時はすごいな、ってなりました」


栗田「素材を剥がすとか、ある意味、今までやってきた技術の逆の技術を確立しなきゃいけないので、そういう意味で製品設計も含めて見直さなきゃいけないなと思いながら見ていました」


複合化の常識を逆転させた技術によって、雨といは再び、雨といなどに生まれ変わります。

──そして、変わったのは技術だけではありません。

全国の工場では、現場の意識も劇的に変わりました。

積水化学のマザー工場・滋賀栗東工場では、製造過程で生まれる端材やゴミを徹底的に分別する戦いが始まっていました。


栗田「色ですとか汚れ度合いですとか、徹底的に分別することが要求される。我々、製品にラベルだとかを付けて供給しているわけですけど、ラベルとかちょっとした金属、土……。少しでも不純物が混ざるとリサイクル品の品質が落ちますから、その辺徹底しております


しかし、ここは敷地面積19万平米、年間で延べ地球一周分ものパイプを生産する巨大工場。

わずかな不純物を許さない完璧なオペレーションに、現場からの反応は。


栗田「……正直申しまして、皆さんの反応はよろしくなかったですよね。(100%リサイクルは)今までできなかったわけですし、リサイクルを担当している部署の方々は『こんなこと大変だな』って思っていると思ってます。

ただ、塩ビ管の東北の工場がございまして、非常に少人数でパイプを作っている事業所だったんですけど、ここの取り組んでいる8人が100%をやり切った、マテリアルリサイクルを。

分別を徹底し、ゴミが出ないような仕掛けをしながら、成し得た。……できるんだ、と。このモチベーションをいかに共有して、地道にやりきるのが我々積水化学の底力だと思っておりますので、これから取り組んでまいります」


そして、他社との協業で生まれたソリューションも。

架橋ポリエチレン管『エスロペックス』

住宅の給水や給湯に用いるこのパイプは、分子が網目状に強く結びついた『架橋』構造を持つため、熱を加えても溶けず、物理的なリサイクルを拒み続けてきました。


栗田「製品の構成上、素材上、マテリアルリサイクルしにくい材料であることは間違いないです。いままでの『マテリアルリサイクル』の領域から『ケミカルリサイクル』の領域に入ってきました」


素材を細かく粉砕したり、溶かして原料にする『マテリアルリサイクル』と異なり、素材を分子レベルまで分解し原料に戻す『ケミカルリサイクル』──


栗田「何とかリサイクルしたいというイメージで。ある意味執念みたいなものです。

それを成し得る協力会社を探すという点でも、非常に数少なく大変だったと思うんですね。協力していただいた原料メーカーで旭化成さんとか、リサイクラーのCFPさんとか一緒にですね、『エスロペックス』を基礎素材である分子レベルの『エチレン』に戻して、新しい架橋ポリエチレン管を作ったということが相当自信になったし、まさに究極の資源循環であると考えております


着々と歩みを進める「資源循環」への道。積水化学は、なぜ取り組むのでしょうか?


栗田「(製品を)使用していただける顧客の皆様も含めた社会のご理解が必要だと思ってまして。……リサイクルって、非常にお金のかかる行為でございます。製品を原料に戻す、手間のかかる工程が加わるわけですから、リサイクル材で作った製品というのはコスト的にも高いです。

……ただ、環境資源である原料を含めて、やっぱり有限なんですね。これ以上、環境を破壊させない。

『コストが高かったらお客様にも買っていただけないし、この活動自体やる意味があるのか』という考え方のもと、(リサイクルへの取り組みが)停滞していたと思うんですけど、今後、ヨーロッパは環境の先進国ということで、自動車から耐久素材に至ってですね、順次全ての製品においてリサイクルを使用するという義務化がされています。──社会が、環境を無視したメーカーから、モノを買わない、そういう時代が来ると思っています。

自分たちの努力で、リサイクル商材をいかに安くして技術を高めて供給しない限り、早晩、市場から退場させられると思っているんですね。そういう意味では、いわゆる生存競争だと思っております」


積水化学は明確な約束を掲げました。

2030年、マテリアルリサイクル率100%。

そして2050年、サーキュラーエコノミーの実現──。


栗田「──非常に高い目標を掲げたということで、会社の皆さん、関係の皆さんにですね、プレッシャーを与えているとは思いますけど。決してこのロードマップは絵空事ではないと私は思っています。

資源循環の取組というのは、当然ボランティアではないんですよね。我々の事業が成長するためには、これをきっちりやりきらなきゃいけない、経営戦略の一環だと思っています。


2050年、サーキュラーエコノミーの実現。

夢物語と思っていたことを、積水化学は必ず現実にやりきると、そういう宣言をしていきたいと思っています」




行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ

5日付の紙面はこちら

アクセスランキング 17:11集計

むむむ!?

大分県の天気

今日 4月5日(

晴れ晴れ
気温 23℃ -
時間 0-6 6-12 12-18 18-24
降水 - 0% 0% 0%
警報
発表なし
注意報
発表なし
気象状況

今日 4月5日(

晴れ晴れ
気温 21℃ -
時間 0-6 6-12 12-18 18-24
降水 - 0% 0% 0%
警報
発表なし
注意報
発表なし
気象状況

今日 4月5日(

晴れ晴れ
気温 21℃ -
時間 0-6 6-12 12-18 18-24
降水 - 0% 0% 0%
警報
発表なし
注意報
発表なし
気象状況

今日 4月5日(

晴れ晴れ
気温 23℃ -
時間 0-6 6-12 12-18 18-24
降水 - 0% 0% 0%
警報
発表なし
注意報
発表なし
気象状況
PM2.5情報
大分県の測定データ大分市の測定データ

PR