atelier京ばあむで夢を見つけるー京都市の小学生がお仕事の魅力を研究!
ここは、京都市南区にある、「atelier京ばあむ」。
株式会社美十が展開する京都土産「京ばあむ」を中心とし、『世界一おいしいバームクーヘンを作る』という願いから創られたアトリエです。
ここへ、京都市内の小学校へ通う、みくちゃんがやってきました。
みくちゃんは家族で何度かatelier京ばあむを訪れていて、工場見学ができる『京ばあむFactory』にある、エイジング室がお気に入り。
季節ごとに発売される新しいお菓子も大好きで、訪れるたびに新しい発見があるそうです。
そんなみくちゃんの将来の夢は、『atelier京ばあむで働く』こと。

でも、どんなお仕事があるのかは、まだ詳しくわかりません。
そこで、みくちゃんはatelier京ばあむで働く3人にインタビューをして、お菓子作りに関わっている人たちのお仕事の魅力を探ることにしました。
【インタビューの全容を見る】

まずはじめに向かったのは、atelier京ばあむの1階にある、メインショップです。
ここで販売スタッフとして働いている山田さんに、お話を聞いてみました。
①販売スタッフ:山田さん ~すべてのお客様に笑顔で帰っていただくために~

Q どんなお仕事をしていますか
山田さんの答え
「atelier京ばあむの1階にあるお店で働いています。
来店されたお客様にどのようなお菓子をお探しか聞いて、ご要望に合った商品を一緒に選んだり、『抹茶miniばあむ1本焼き体験』でバームクーヘンをお客様と一緒に焼く先生もしています。小学生のみなさんが工場見学に来て、工場の案内をすることもあります。」
Q 常に笑顔でいるほうが、お客様が喜ぶと思ったことはありますか
山田さんの答え
「常に笑顔でいることを、とても大切にしています。お客様とお話している時だけではなく、何もしていない時も常に笑顔で作業するように気を付けています。そのほうが、お客様が話しかけやすくなり、雰囲気が良くなると感じています。」

Q これまでお仕事で大変だったことや、心に残ったことはありますか
山田さんの答え
「atelier京ばあむは、時間帯や曜日によって、来店されるお客様の数が変わります。バスに乗ってたくさんのお客様が一度に来られると行列ができるので、多くのお客様をお待たせしてしまうこともあります。
『まだかな』『早くしてよ』と思われているお客様にも、変わらず笑顔で対応しています。お待たせしてしまったお客様にも最後には笑顔でお帰りいただけるよう、一つひとつ丁寧に、お困りごとがないかお声がけをしています。
もちろん嬉しいこともたくさんあります。
『抹茶miniばあむ1本焼き体験』が人気で、なかなか予約が取れないことがあります。それでも楽しみにして来てくださり、体験を終えた後は『本当に楽しかった!』『来てよかった!』『友達に紹介して、また来る!』とお話しいただくのはとても嬉しいです。」

—『お菓子を食べるとみんなニコニコ笑顔になる。だからお客様にもニコニコしてほしい。』それがみくちゃんがatelier京ばあむで働きたいと思った理由です。
それは偶然にも、山田さんがこの場所で働くことを選んだ理由と同じでした。
—山田さんが働くお店の中には、イベントや商品の魅力を伝える看板がチラシが沢山あります。今度は、デザイナーの河野さんにお話を聞いてみます。
②デザイナー:河野さん ~「わくわく」を創る仕事~

Q デザインでこだわっていることを教えてください
河野さんの答え
「旅行で新しいところに行くとわくわくするように、お菓子のパッケージやイベントのお知らせなどを通して、お客様がわくわくできるものを作ることを心がけています。
『檸檬ばあむ』(※)にもわくわくする仕掛けがついていて、開けてみると、輪切りされた檸檬が出てくるデザインにしました。お客様が商品を開封したときに発見してちょっと楽しめる、そんな仕掛けを考えて作っています。」
Q どんなお仕事をしていますか
河野さんの答え
「パッケージのデザインを作るお仕事の他には、イベントなどのお知らせを作ったりもしています。『何時にこんなイベントがあります』という情報を正しく、わかりやすく、お伝えするための看板やチラシを作ります。」

Q 子どもの頃から河野さんの夢は変わっていませんか
河野さんの答え
「ミクちゃんと同い年くらいの時は、サッカー選手になるのが夢でした。でも、サッカー選手にはなかなかなれませんでした。そんな中、中学~高校生の時に素敵な絵を描く人の作品を見て、『あぁ、僕も描いてみたいな』と思いデザインを始めました。」
Q お仕事の難しいところを教えてください
河野さんの答え
「カフェのメニューを作成する際に商品を撮影するのですが、お客様には一番美味しく見える状態で見てもらいたいと思っています。例えば、すぐに溶けてしまうアイスクリームを使用した商品を撮る際などには、お皿を冷やしたり、出来上がったらすぐに運んで撮影したりしています。
また、屋外での撮影や、光の加減が影響する明るい場所での撮影を行う場合には、天気のことも気にかけています。
とても大変ですが、お客様が写真を見て『わ!美味しそう』『食べてみたい』と思って注文してくれたらすごく嬉しいです。」

—デザインのお仕事の魅力と大変さを教えてもらったミクちゃんは、atelier京ばあむでどのようにメニューや看板が使用されているか、河野さんと一緒にお店とカフェの見学に行きました。

—時間をかけて丁寧に写真を撮影することがいかに大切か、また、お客様が商品を選びやすくするためにどのような工夫がされているかを教えてもらったみくちゃん。
最後はお菓子を作っている工房に行き、パティシエにお話を聞いてみることにしました。
③パティシエ:的場さん ~美味しさだけでなく、夢も育つ場所~

Q ここはどのような工房ですか
的場さんの答え
「ここでは、生ケーキや焼き菓子などの様々なお菓子を作って、複数のお店に納品しています。いくつかあるテーブルに分かれ、多いときには10人くらいのパティシエが働いています。
ショートケーキなどのショーケースに入れる生菓子を作ったり、焼き菓子を袋詰めしたり、オーブンでスポンジを焼いたりと、それぞれの異なる得意分野に合わせた仕事を任されています。」
―工房の中では、素早い作業で手際よく、たくさんのフルーツがカットされています。フルーツは美味しくて良いものをしっかり選んで仕入れ、一番美味しいタイミングで使用することも知りました。
Q お菓子作りで難しいことは何ですか
的場さんの答え
「お菓子作りでは、砂糖などの原料が少しでも多かったり少なかったりすると、失敗してしまいます。しっかり丁寧な作業をし、素材に合った作り方を探し出すことが難しいです。」

Q お客様がatelier京ばあむで喜ぶお菓子は何ですか
的場さんの答え
「お客様は、『京ばあむ』を目的に来られることが多いと思います。そこで、お客様に喜んでいただける商品にするために、京ばあむに使っている抹茶やバームクーヘンをアレンジした商品を作っています。
atelier京ばあむでは、工房がオープンキッチンになっていて、工場見学では職人がバームクーヘンを焼いているところを見ることができます。そのお菓子作りの様子を見て、『私も、僕も、atelier京ばあむで働きたいな』と思ってくれる人が増えたら嬉しいと思っています。」

Q これまでに悔しかったことを教えてください
的場さんの答え
「長年挑戦していたコンテストで勝てず、なかなか代表メンバーに選ばれなかったことが一番悔しかったです。
でも、代表メンバーに選ばれて、世界大会で日本チームが優勝することができました。日本らしさをしっかり表現できたことと、チームワークが良く、皆で支え合いながら作品を作り上げることができたのが良かったと思います。」
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—パティシエの的場さんは、世界大会でアメ細工を担当しました。
3人のインタビューを終えたみくちゃんは、アメ細工が得意な的場さんに、基本的な材料や技法について教えてもらい、初めてのアメ細工体験にチャレンジしました。

―atelier京ばあむで働きたいと言っていたみくちゃん。
3人のお話を聞いてみて、自分がやってみたい仕事がイメージできたそうです。
みくちゃんの新しい『将来の夢』とは…?
インタビューの全容とミクちゃんの夢について、ぜひ動画でご覧ください。
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株式会社美十は、2025年8月21日に会社設立60周年を迎えました。
「おいしさをはこび、よろこびを創る」を経営理念に
これからも一人ひとりの喜びと笑顔に寄り添うお菓子をお届けします。
【脚注】
※商品やイベントの情報は取材時点(2025年8月)のものです。季節によりメニューや商品は変更となります。
※記事や動画の中でみくちゃんが挑戦したアメ細工は、体験プログラムを設けておりません。今回の取材にあたり、安全管理のもとで特別に実施いたしました。
企業情報:株式会社美十

株式会社美十は、「つぶあん入り生八つ橋 おたべ」や「京ばあむ」をはじめとした観光みやげ事業に加え、“食”のフィールドにおいても幅広い事業展開を目指し、新たな挑戦を続けています。
会社名:株式会社 美十
本社所在地:京都市南区西九条高畠町35-2
設立 :1965年(創業1938年)
URL :https://www.bijuu.co.jp/
事業内容 :観光みやげ事業/テーマパーク事業/OEM事業/ 洋菓子ブランド事業/海外事業

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