ナハト、X(旧Twitter)広告特化代理店「株式会社ニュービルド」をM&Aした理由とは?


SNSマーケティング市場が成熟し、媒体ごとの専門性がより求められる昨今、ナハトにとって今回のM&Aは、全SNS領域における提供価値をさらに拡張する戦略的な一手となります。


ナハトグループ初となる今回のM&A。

なぜ今、X(旧Twitter)領域だったのか。なぜ業務提携ではなくM&Aという選択だったのか。そして、両社はこれからどのような成長を描くのか。


今回は、株式会社ニュービルド 代表取締役・山田鉄太氏、株式会社ナハト 取締役・渡辺智裕、M&A責任者・宮下イムレ一之介の3名に、意思決定の背景やPMI(買収後の統合プロセス)のリアルについて語っていただきました。


“人”へのリスペクトから始まった今回のM&A

――まず、お互いを知ったきっかけを教えてください。


山田鉄太(株式会社ニュービルド 代表取締役)


もともとナハトには“勢いのある会社”という印象を持っていました。

当時はナハトの案件を一部受けていたタイミングでしたが、渡辺さんに出会ったのは、とある飲み会の場でしたね(笑)。 そこから何度かご一緒するうちに距離が縮まっていきました。実際に関わる中で、単なる広告代理店に留まらず、事業や組織づくりまで含めて価値を創造している会社だと強く感じました。


渡辺智裕(株式会社ナハト 取締役 広告事業管掌)


山田さん、若いんですよ。でも、話していると、とてもしっかりしている。X広告領域は、個人のスキルや属人的な強さに依存しがちな側面もあります。

その中で山田さんは、事業や組織としてどう伸ばしていくかを真摯に考えていた。非常に誠実にビジネスと向き合っている印象でした。


宮下イムレ一之介(株式会社ナハト 社長室経営企画部 部長 M&A責任者)


僕も最初に会った時、「若いな」と思いました(笑)。


でも、対話を重ねるうちにその真面目さが伝わってきた。M&Aは最終的に「誰とやるか」が成否を分けるので、山田さんの人柄は決定的な要素でした。



グループジョインを決断した背景

――なぜ業務提携ではなく、M&Aだったのでしょうか?


山田

ニュービルド単体としての課題、特に「採用」の壁が大きかったからです。

X広告市場はまだまだ伸びるポテンシャルがありますが、自社リソースだけでは採用のアクセルを踏み切れずにいました。 ナハトの組織基盤と掛け合わせれば、もっと大きな仕掛けができる。インフルエンサー、PR、広告、SNS運用といったナハトのアセットと組み合わせることで、自分たちだけでは到達できなかった成長曲線が描けると感じ、ジョインを決めました。


渡辺

ナハトとしても「X領域を本格的にできていない」という課題感を抱えていました。

TikTokやInstagram、インフルエンサー領域では強みが発揮できていましたが、SNSマーケティング全体を獲りにいくならXは絶対に必要不可欠です。

今回のM&Aによって、クライアントへより、SNS領域全体で一貫した提案ができるようになったと思っています。


”この会社ならもっと大きく飛躍できる”と思えた

――最終的にナハトを選んだ決め手は何でしたか?


山田

複数の選択肢がありましたが、私が惹かれたのは、ナハトが持つ“これからもっと大きくなる”という空気でした。


若く、熱量があり、組織にも事業にも勢いがある。


完成された場所に入るよりも、まだ熱狂の途中にある組織で、自分たちの力を掛け合わせながら次の成長曲線を描いていきたい。


そう強く思えたことが、ナハトを選んだ一番の理由です。



「なんで今、X広告に投資するの?」という声もあった

――一方で、不安はありませんでしたか?


山田

ありましたね。

X広告領域はプラットフォームの変化が激しく、将来を見通しづらい側面もあります。そのような領域においてM&Aという大きな意思決定を行うには、相当な覚悟が必要だったはずだと感じています。


渡辺

社内でも「なんでこのタイミングでXなんだ?」という声がありました。

しかし、他媒体の競争が安定してきた今だからこそ、ユーザーの可処分時間を奪い合う上で、Xを強化する価値は大きい。

むしろ、このタイミングだからこそ踏み込めたと思っています。


財務諸表だけでは見えなかった価値

――今回のM&Aで、難しかったポイントは何でしたか?


宮下

一番はスピード感ですね。

Xの市場やトレンドは半年〜1年で劇的に変わるため、好機を逃さない「今このタイミングでやる」という判断がすごく重要でした。

また、組織面では、山田さん個人への依存度が非常に高かった点も重要な検討事項でした。営業から運用、バックオフィスに至るまで幅広い業務を実質的に一人で担っており、属人化の度合いが強い体制だったためです。

これはM&Aの定石ではリスクとされ、財務諸表には表れない部分が大きかった。


逆に言えば、「この人の知見を組織化できたら一気に伸びる」という期待値もかなりありました。



「山田さんが埋もれるのは、もったいない」、PMIで初めて見える難しさ

――現在、PMIで感じている課題はありますか?

山田

課題はめちゃくちゃあります(笑)。

正直、PMIの工数を甘く見ていました。

バックオフィス業務の統合から事業計画の策定、他部署の連携まで、今までとは違う難しさがあります。

今はまだ、自分のやりたい得意領域に100%集中できていない感覚があります。


宮下

それって裏を返せば、山田さんに知見が集中してるってことなんですよね。

だからこそ、ナハトの各ユニット長たちにその経営感覚を伝播させていきたい。

山田さんの緻密な経営視点は、ナハトにはないものです。そこが埋もれてしまうのはもったいないなと思っています。


渡辺

同じオフィスで顔を合わせられるメリットは大きいです。

ただ、“組織を馴染ませる”ことは簡単じゃない。

誰を巻き込み、どう意思決定をするのか、どこまで任せるのか。

その環境づくりは今後さらに時間をかけてやっていく必要があると思っています。



「SNSマーケティングならナハト」と言われる状態を作りたい

――最後に、3年後、このM&Aが成功だったと言える状態を教えてください。


宮下

今回参画したメンバーや、新たに抜擢したメンバーが、2〜3年後にユニット長として活躍していたら嬉しいですね。

M&Aは、結局“人”なので。

この案件が、ナハトにとって再現性のある成功事例になればいいなと思っています。


渡辺

今回のM&Aは、単に媒体を増やす話ではなく、ナハトグループを“SNSマーケティング全領域を担える集団”へ進化させる挑戦だと思っています。

これまでのナハトにはなかったX領域という武器が加わることで、クライアントに対して、より広い視点で価値提供ができるようになる。

そうした変化を成果として、市場に示していきたいです。


山田

ナハトグループとして初のM&Aなので、絶対に成功事例にしたいです。

個人的にも、X領域をもっと拡大させていきたいですし、これまではリソースの限界で届かなかった規模や領域も、ナハトが持つ圧倒的な組織力・営業力と掛け合わせることで、挑戦できると思っています。

「SNSマーケティングならナハト」と言われる未来を、このチームで一緒に作りあげていきたいです。



プロフィール

株式会社ニュービルド

代表取締役

山田 鉄太


株式会社wevnalへ新卒入社。広告営業やWebメディアの立ち上げに従事し、デジタルマーケティングの基礎を築く。2020年に株式会社ニュービルドを創業。X(旧Twitter)広告を主軸とした獲得型マーケティング支援を展開し、特に美容・D2C領域において多数のブランドの新規顧客獲得を成功に導く。 少数精鋭の組織体制ながら、X広告事業のみで創業5期目にして年商6億円を達成。現在はナハトと共に、SNSマーケティング領域のさらなる拡張と市場の発展を目指している。




株式会社ナハト

取締役 広告事業管掌

渡辺 智裕


1996年、福島県生まれ。フランスの3星レストランでの修行を経て、2018年に株式会社ナハトの創業メンバーとしてジョイン。23歳でインフルエンサーマーケティング事業を統括し、100名規模の組織へ成長させる。現在は取締役として、新規事業や自社ブランド開発など多角的に指揮。「事業創造マーケティング」を掲げ、業種を問わずあらゆる事業を創り、伸ばし続けるプロフェッショナル集団の構築を目指している。





株式会社ナハト

執行役員 社長室経営企画部 部長(M&A担当責任者)

宮下 イムレ一之介


青山学院大学在学中に不動産業で起業し、アート・エンターテインメント業界へ事業を拡大。2024年2月ナハトに入社、経営企画部署の立ち上げを主導。現在は、同社執行役員 社長室 経営企画部 部長として、M&Aや事業開発、予実・資金管理など、多岐にわたる経営管理領域を統括。グループ会社である株式会社BLUEPRINT Consultingの取締役も兼任している。



株式会社ニュービルドについて

成果を最大化するX広告運用のスペシャリスト集団. ニュービルドは、X広告にとにかく強い マーケティングエージェンシーです。 少数精鋭の組織ながら、リソースをX広告に集約し、他の広告代理店にはできない、圧倒的なパフォーマンスを実現します。

詳しくは、公式サイト(https://new-build.co.jp/)をご覧ください。


株式会社ナハト について

ナハトは、ミッションに「ドラマを起こせ。」を掲げ、マーケティングを武器に事業成長を実現する、事業創造マーケティング企業です。広告やSNS支援にとどまらず、D2C、店舗運営、二次流通、コンサルティングなど、領域を超えて自ら事業を作り伸ばしてきた実践知をもとに、認知・獲得にとどまらず、戦略やプロダクトにまで踏み込み、非連続な成長へと導きます。すべては、仲間と勝ち続けるために。2040年、3000人、2000億の企業体を目指します。詳しくは、公式サイト(https://nahato.co.jp/) をご覧ください。


【受賞・選出歴】

2023年

・「Meta Business Partner」選出

・「TikTok for Business Japan Agency Awards 2023 Rising Star部門 シルバー」受賞

・「GooglePremierPartner」選出

2024年

・「Meta Agency First Awards Japan 2024『Planner of the Year』(取締役栗田)」受賞

・「X広告認定代理店」選出

2025年

・「LINEヤフーSales Partner」選出

・「働きがいのある会社ランキング中規模部門 11位」受賞

・「働きがいのある会社 女性ランキング 中規模企業部門 5位」受賞

・「TikTok for Business Japan Agency Awards 2025 『Sales Growth部門 Rising Star Partner Award』」

・「Meta Agency First Awards Japan 2025『Best Solution Award – Reels & Creator Collaboration』」受賞

2026年

・「働きがいのある会社ランキング中規模部門 1位」受賞

・「働きがいのある会社 女性ランキング 中規模企業部門 3位」受賞

・「Mizuho Innovation Award 2025.4Q」受賞

・「TikTok for Business Japan Agency Awards 2026 『Sales Growth部門 Rising Star Partner Award』・『Strategic Sales部門 Lead Generation Growth Award』」受賞

・「キャリアオーナーシップ経営AWARD 2026 人材採用・育成の変革部門(中小企業の部)最優秀賞」受賞







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