地域がつながる!「いきいき百歳体操」で健康と絆を育む

いきいき百歳体操は高知県に端を発し、現在は全国各地で取り組まれている体操である。羽曳野市でも平成26年度に3か所から事業が始まり、現在は市内90か所で開催されている。負荷が調整できるおもりを手首や足首につけて行う体操で、週に1~2回30分、地域の公民館や集会所などに、地域の「元気でいたい!」という方々が集まる。

新たな一歩!羽曳野市初の男性のみの百歳体操「men’sいき百」

「おはようございます」「よろしくお願いしまーす」という声とともに、グループの皆さんが続々と部屋に入ってくる。開始時間には少し早いが、それぞれ席につき、前方に映し出された脳トレなどを熱心にこなしながら、始まるのを待っている。

あるコミュニティセンターで実施されている会場にお邪魔した。ここでは、もともと実施されている会場に加え、そのグループから新たに代表者をたてて設立された男性のみの会場「men'sいき百」が開催されている。



いきいき百歳体操だけでなく、地域の集まりなどは女性が多く、男性はかなり少ない。知らない人が多く集まる場には行きづらい、という男性は多いが、外出機会をどう増やすかという課題は、市の高齢福祉介護課でももっていた。そんな中で設立されたのが、このmen’sいき百である。

「初日はどのくらい人が集まるか、とても不安でしたね」

グループの代表をされている猪砂さんは、設立当初のことを思い出しながら笑った。もともと別グループの代表を務めていた猪砂さんは、現役時代は仕事に明け暮れていたという。「退職して、健康な限りは何かしたい。関わった方が、『楽しかった』『ありがとう』そう言ってくださることが、動く原動力ですね」



迎えた初日は、予想を上回る参加があり、嬉しさでいっぱいになったという。男性のみのグループは、初めの数回こそ緊張感のような堅さがあったが、それも徐々に打ち解けていき、30人以上の参加者が継続して活動している。

「民生委員さんをはじめ、協力してくれる方が周りにたくさんいるんですよ」

そう言う猪砂さんだが、一人一人に向き合い、声を掛け、丁寧なコミュニケーションで関係を構築できた猪砂さん自身のお人柄も感じた。設立からもうすぐ1年が経つ。

「最初はきっと、参加するのは不安なはず。でも、徐々にここが自分の居場所のひとつになってくれたら、嬉しい」そう言ってまた、笑顔になった。

「今日も、来てよかった」地域みんなで元気になる


いきいき百歳体操には地域の多くの方が関わっている。コミュニティセンターで行われているグループ(men’sいき百が生まれるきっかけになった、もともと実施されていたグループ)では、地域の民生委員の方々が、受付や運営のサポートをしていた。



「みんな、体操前後の仲間との会話が、とっても楽しいんですよ」と、お茶目な表情で教えて下さった。

「高齢者の方々にとって、外出することは一つのハードルです。でも、思い切って行けば誰かに会って話ができる、一心に体操をし、清々しい気持ちになれる。― やっぱり来てよかった ― そう思えるから、毎週通い続けられるんだと思います。顔を合わせると、やっぱり元気が出るんですよ」

体操そのものだけでなく、それが参加を継続するモチベーションの一つになっているのだと感じた。



「地域の方がここに来ていることで、健康状態もわかるし、相談もしやすくなるでしょう」

民生委員の方々は、受付や体操中も、皆さんを気に掛けていた。高齢者にとって、週に一度でも行く場所があるということは、体操の効果に加え地域全体で元気を維持するという大きな効果を生み出すのだ。

通いの場があるということは

高齢者が介護・介助の必要な状態になった原因として、高齢による衰弱・骨折・転倒、関節の病気が5割を超えており、筋力低下を防止することや生活機能向上のための取り組みが必要であることは明らかである。それは高齢者本人もわかっていないわけではない。

しかし今の体力を維持することや、外出をすることは、身体機能が低下してくる高齢者にとっては心身ともに大変なことである。つい億劫になり、感染症も心配、体が疲れる ― そうやって外出を控えることで、体力低下だけでなく、気分が沈み憂鬱になり、心も疲れてしまい、それにより閉じこもる生活になる。そうやって悪循環に陥ってしまうことを、高齢者本人はどうしようもないままの日々を過ごしてしまうのだ。



今回取材を行うなかで、地域に通いの場があるということは、単なる身体機能の維持・向上という元来の効果だけではないということを強く感じた。

「やっぱり来てよかった」― この言葉が示すように、外出する目的が定期的に設定されているからこそ、多少の億劫さを乗り越え、外出する機会を逃さずにいられるうえに、楽しい気持ちも得られる。高齢者自身が、それをできた自分を肯定的に捉えることができ、自信にもつながる。そしてそれは、自分の健康は自分で守るのだ、という大きな意識となる。



『いきいき百歳体操』は、自分で歩いて通うことができる場所にあり、継続して通うということができるのが特徴である。ということは、市内にまだまだ、会場を増やしていきたい。羽曳野市の元気な高齢者を増やしたい、という思いから、担当課である高齢福祉介護課が、世界遺産推進室と合同でイベントを開催した。

「青空!いきいき百歳体操」@市役所屋上


昨年11月22日(土)、抜けるような青空が広がり、暖かく素晴らしい秋晴れとなった当日、体操未経験者を含む市民約100名、各地域包括支援センター3圏域、高齢福祉介護課、世界遺産推進室が、羽曳野市役所屋上へ集まった。暖かな日差しのもと、理学療法士・健康運動指導士がライブで解説しながら、一斉に体操を行った。



普段は参加グループ以外との交流や、決まった実施場所以外で体操を行うことはないが、今回は羽曳野市内で日々いきいきと健康維持に取り組む方々が集まることで、取り組む仲間がたくさんいることを知ってもらい、世界遺産の古墳の景色を視界いっぱいに見られる場所で、清々しくいつもの百歳体操をする、という一体感のある特別な体験の場を作りたいとの想いで企画したものだ。また、羽曳野市世界遺産室のサポートで専門家による解説があり、市役所の周りを囲んでいる古墳の歴史的価値や魅力に触れることができるというコラボイベントにした。

「古墳のすごさを再認識できたし、羽曳野市民であることが嬉しいって思いました。来てよかった」参加者は清々しい笑顔で話してくれた。青空に映える古墳を眺めながら行った解説には、多くの人が聴き入っていた。



普段いきいき百歳体操に取り組む高齢者の参加はもちろんのこと、体操を知らない方の参加を期待して開催したところ、初めて体操に取り組むという高齢者も多く参加してくださった。

「初めての体操だったんですが、ゆるい体操なのかと思ったら、じわっと効いてくる。座ってできるし、続けやすい体操だと感じました」

「理学療法士さんの解説もよかった」

「『いきいき百歳体操』を聞いたことがあっても、体験する機会はないので、体験できてよかった」

と、多くのお声をいただいた。

加えて、各圏域(東・中・西)の地域包括支援センターにも参加してもらい、地域での存在を訴求する機会にもなった。



人口が減少していく市にとっても、これからますます高齢者の元気が必要になる。参加者の様子を写真に撮りながら、多くの高齢者に、「ずっと自分らしく生きるのだ」という前向きな気持ちを持ってもらいたいと願わずにはいられなかった。

参加してみませんか?


いきいき百歳体操は市内各所で開催されています。お近くの会場を調べてみませんか?新たに会場を立ち上げたい方も、ぜひ一度、高齢福祉介護課へご相談ください。

問い合わせ

羽曳野市 保健福祉部 高齢福祉介護課

電話番号:072-958-1111

メールアドレス:chiikihoukatsu@city.habikino.lg.jp




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