首藤 皆さんのミライ宣言を私たちもサポートしていきたいですし、お互いサポートし合って新しい仲間をつくりながらやっていければいいと思います。会場の方から質問はありませんか。
会場 キーノートセッションで天野さんが熱量についてお話しされた、「(スポーツが人の生活を豊かにする様子を)生きているうちに見たい」という言葉が心に残っています。実現するために心掛けていることはありますか。
天野 大学時代のアメリカで、すごく印象的なことがありました。グランドキャニオンの谷間に独立リーグの野球チームがあります。ラスベガスから車で行って、グランドキャニオンに迷い込んで、「こんなところにスタジアムがあるのか」と思っていたら、ぱっと開けて、そこはお客さんでいっぱいでした。チケットが取れないぐらいの人気で、この人たちどこから来たの、という感じでした。競技力に左右されず、スポーツが人の生活を幸せにする姿がそこにあったのです。僕はその時のことを今でもよく思い浮かべます。アメリカでできるのだから、日本でも絶対できるはず。生きている間に実現したいと思っています。そのイメージを体感したことが大きいです。