2026427日()

挿絵ギャラリー

紙面掲載後、順次更新します。

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「白狐の夢」長尾純鈴(2年)
制作意図
誾千代が縁側に座っているのをイメージして描いた。顔の前にある尾は、誾千代が「白狐の夢を見た」と言ったところから来ている。背景は、場面の季節が秋だったため、秋のような模様で表現した。
第201回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「迷想」藤内蓮司(2年)
制作意図
制作にあたって工夫したところは、誾千代の表情。病気や自分の性別などさまざまなことに葛藤している表情を描いた。画面の色使いでは、誾千代のさまざまな思いをより強くするため、鉛筆やシャーペンなどであえてモノクロにした。葉だけを明るい赤や黄色にすることで、画面内の対比が出るようにした。
第201回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「女性としての」三重野愛芳(2年)
制作意図
誾千代の乳がんが発覚するシーン。男性として生きたい誾千代が女性特有の病で死に至るという皮肉が何とも言えない気持ちになるのに比例して、誾千代の優しい笑みが印象的な場面なので、眉をひそめて苦しみを表して、でも口元は笑って・・・という複雑な心境を表した。髪や肌に所々青を入れて、着物は暖色にして、外は女性だけれど本当は男性というところを表現しようとした。背景は男性的に青で、その中に女性的で血のような赤を入れて、乳がんを表した。
第202回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「女の病」工藤美聖(2年)
制作意図
この回は誾のはかない命と病の話なので、明るい雰囲気にならないように工夫した。赤いモヤは病を表していて、誾の命を白く枯れている花で表現した。病気と分かっていても強い誾の性格を表情で表した。
第202回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「不」吉川和來(2年)
制作意図
誾が乳がんを患っていることを真里に告白するシーン。改めて自身の死を覚悟しつつも、不安な心情を表現することを意識しながら描いた。特に不安そうな表情を、背景の単調だけれど並べたら奇妙な模様とモヤを組み合わせたりして表した。
第202回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「願い」山下莉音(2年)
制作意図
誾千代は荼枳尼天像に向かって黙祷を捧げていた。文中に「朝餉の前」とあったので、日の光を緩くした。季節が「冬」と書かれていたので冬景色を描き、ふすまなどの木に青色を使った。誾千代は昔、千熊丸に荼枳尼天の目貫をもらった時、顔をゆがませたので、像は描かなかった。黙祷中の静かな雰囲気が出ていればいいと思う。
第203回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「霧散」野上あやね(2年)
制作意図
この回は、誾千代が真里に自分の命がそう長くないことを伝えたところから始まり、朝餉の前の黙祷で息絶えるまでが書かれている。誾千代が死を恐れることなく、最後まで強く美しく生きる姿を描きたいと思い、唇の艶や鼻の高さを意識して、美貌を強調するようにした。霧のように儚く消えていく様子を表すために、金色でモヤを入れる工夫をした。
第203回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「化粧」山本結貴(2年)
制作意図
この回で一番誾千代らしさを感じたのが、「いつ死が訪れてもよいようにと、何日も前から化粧を怠らなかった」というところ。最後まで強く美しいまま死を迎えたいという気持ちがすごく伝わってきた。化粧は誾千代にとって女になるための鎧のようなものだなと私は思っている。昔はとても嫌っていたその鎧を最後は自らの意志で身に着けるところがとてもかっこいいと思った。
第203回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「愛おしむ」久下蘭(2年)
制作意図
誾千代が亡くなった後、猫のミケが姿を消す描写が、数行だったがとても印象的だった。「この世の役割を終え、死に場所を見つけたのだろう」という文から、ミケは誾千代をずっと見守っていたのではないかと思った。それは誾千代がミケを大切にし、可愛がっていたからだと考え、その様子を描いた。
第204回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「白狐」阿南穂花(2年)
制作意図
物語の最終回。誾千代が亡くなった後、白狐が現れる描写があった。もしかしたら誾千代の想いをのせて白狐が姿を見せたのではないかと思い、白狐をメインに描いた。竹林の緑に真っ白な狐の姿は、とてもカッコよく描けたと思う。見守ってくれそうな表情にした。
2023年04月23日付16面に掲載されています。