20251012日()

挿絵ギャラリー

紙面掲載後、順次更新します。

※挿絵をクリックすると拡大します。

「幸せな空間」舛木椛(2年)
制作意図
2人が幸せそうに話しているのと三毛猫が印象的だったので、三毛猫を大きく描いて2人が一緒に座って話している感じに描いた。統一感も出したかったので、赤茶色を全体的に入れた。もう少し描き込めればよかったと思った。少し平面的になってしまったので、そこは改善点です。
第197回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「おだやかな波」江島若菜(2年)
制作意図
終章が始まる重要な場面。誾千代姫を画面に大きく入れた。この回では、海に対する誾千代の大切な思いに言及されていた。なので、誾千代の瞳や髪を海の色にすることで、海は誾千代の一部だということを表現した。
第198回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「思い倦ねる」三浦桃歌(2年)
制作意図
誾千代が思い考えている様が書かれているので、答えが出ず悩んでいる表情を描いた。松の木陰で思い悩んでいるように見えるように、誾千代の肌に松の木の影を落とした。
第198回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「波のあるところ」吉良芙実(2年)
制作意図
今まで戦で忙しかった城から移り住み、波の音を聞きながら心を穏やかにしているシーンを描いた。波の音が聞こえてくるような絵にしたかったので、しぶきを少し入れてみたりした。
第198回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「天涯比隣」柳井柚里亜(2年)
制作意図
誾と統虎は男と女としては愛し合えず、想いの形は違っており、普通の夫婦として交わることができないので遠い存在かもしれない。しかし、長年かけてふたりの間に生まれた絆は今、強く結ばれており、普通の夫婦ではないふたりだけの関係性を描きたいと思って制作した。服の模様のように散らして描いている花は「百日草」。「絆」「不在の友を思う」という花言葉がある。たとえ戦で傍らにいなくとも、互いに想い合っているふたりにぴったりだと思う。ふたりの表情や背景、服の色味でも心情を表現した。
第199回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「綾」和田花埜(2年)
制作意図
前向きな内容だったので、明るめの色味を使い、誾千代と統虎の心情を表せるように工夫して描いた。タイトルの「綾」は、離れていた2人の気持ちが交わった様子を意味として込めた。統虎の表情は読者に想像してほしかったから、あえて背を向けた構図にしたので、注目してみてください。
第199回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「頼み」榎本理子(2年)
制作意図
秋茄子を持ってきたときに大事な頼みごとをするシーンを考え、この構図にした。あえて直で人物を描くのではなく、メインの食べ物などでその雰囲気を伝えるという意図でそうした。大切な話をしているということを感じさせることも大事にした。
第200回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「茄子」大野音(2年)
制作意図
市蔵が籠いっぱいに持ってきた茄子を背中に背負う様子を描いた。誾千代から「私がよき女子を見つけてやるゆえ、嫁を娶れ」と頼まれ、それを聞き、雷を打たれたような表情をしている市蔵を背中で表したかった。
第200回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「悲しみ」於久葉月(2年)
制作意図
物語の中で唯一、市蔵の心情が描写された回。市蔵は誾千代を秘かに愛し続けようとしていたけど、誾千代は市蔵のことを大事にしているからこそ、その思いを断ち切ろうとする。その時の市蔵の悲しみを表現するために、ひざまずいて涙を流している市蔵と、誾千代の後ろ姿を描いた。市蔵の悲しみを表現するために、幕を垂れ下がらせた。背景は秋を意識した色調にした。
第200回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「豊か」岡村紗花(2年)
制作意図
誾千代が死ぬ前の穏やかさと静けさを淡い緑色と青色で表現した。帯のように白色を置くことで、真里から見た誾千代の美しさを表現した。あえて荒いタッチで描くことによって、誾千代のはかなさと力強さが出るようにした。
第201回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)