2025821日()

挿絵ギャラリー

紙面掲載後、順次更新します。

※挿絵をクリックすると拡大します。

「悲しみと思い」牧坂穂果(2年)
制作意図
城戸が統虎を訪問する場面。城戸や統虎など誾千代の近くにいつもいた者たちの悲しみを青、その死を乗り越えようとする思いを黄色と白で表現した。これまで物語の大事な場面で誾たちを支えてきたミケを真ん中に入れ、その体を「大切な思い出」という花言葉を持つ“楓”で隠すようにして入れた。「ミケ」「そば近く」「号泣」をキーワードに描いた。
第204回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「哀艶」佐藤唯澄(2年)
制作意図
誾千代の死を追悼する二人を描いた。二人を見下ろしているのは誾千代。真っ白な毛引縅を身に着けている。彼女の後ろの光背は荼枳尼天のもの。統虎は彼女を見続けている。真っ白な着物は死装束のようにも見えるようにした。彼の左手から伸びる糸で遊んでいるのはミケです。
第204回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「あなたと」土井寿姫(2年)
制作意図
統虎と誾千代の夫婦の愛がとても印象的な場面だと思った。統虎の手は誾千代を失った悲しみが伝わるように影にした。誾千代の言葉は統虎にとっての救いであり、これからの未来を生きていくための希望であることを表すために、誾千代の手の場所は光が差し込むように表現した。統虎の手は男らしくゴリゴリした手にして、対照的に誾千代の手は女らしいやわらかい手にした。握り方は力強くして、立花誾千代という人物像を表した。
第205回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「夫婦」岡本青依(2年)
制作意図
誾千代の死で泣いていた統虎が、城戸から伝えられた誾千代の遺言を聞いて、泣いている場合でないと前を向くシーン。統虎がその場に立ち合えなかったものの、遺言を聞いたことで心が通じ合ったように見えて、そのシーンを描いた。涙はそれまでの涙よりも、前を向いた涙として描いた。色味を茶にすることで、懐かしさが表現できるように意識した。
第205回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「結」折元弥子(2年)
制作意図
この回で一番大切だと感じたのは、つながりだ。2人のつながりが途切れないで、ずっと一緒に歩んでいってほしいと思い、絵を描いた。
第205回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「面影」木村花(2年)
制作意図
後の場面で、竹林の中に荼枳尼天の尾が見えたところを描いた。この荼枳尼天は誾の想いが現れたものではないかと思う。最後の誾の姿は、着て戦いたいと言っていた白具足にした。背景は、白具足との明度差を出すために暗い色にした。
第206回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「眼差し」渡邊十士(2年)
制作意図
この回に出てくる白狐が誾千代のように見え、また、統虎を見守っているように感じたのでこのような絵にした。タイトルは、ものを見るときの目の表現、様子の意味を表す「眼差し」にした。見守っているように感じたということで、目の色を暖かな色の黄色系統の色にした。
第206回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「竹林で見た白い尾」デシルワ可憐(2年)
制作意図
物語の一番最後で、白狐と思われる白い尾が竹林へ消えていく場面を描いた。白狐は簡単には姿を現わさないイメージなので、はっきりとは描かず、竹林の中の白い尾がちらりとだけ見えるような感じに表現した。
第206回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「広縁」廣瀬心音(2年)
制作意図
誾千代と統虎のあたたかい雰囲気と、光が当たっているのを黄色で表現した。ミケを描くことで穏やかな時間だということを表したかった。ミケの表情は落ち着いていながら優しげで、何かを見据えているように仕上げた。統虎の優しげな手つきで心情を表した。
第197回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)

「憂い」清原静琉(2年)
制作意図
誾千代姫の美しさをただただ表現したくて描いた。憂いているような表情、猫などは個人的にとてもこだわったと思う。
第197回で紙面掲載されなかった作品です(順不同)