「愛国教育」が強化されていくロシアの学校現場を写したドキュメンタリー。 舞台は田舎町の初等・中等学校。タランキンは撮影担当教員として、校内の様子を映像に残していた。教室は明るくほのぼのとしていたが、ロシアのウクライナ侵攻(2022年)を境に大きく様変わりする。 授業で戦争を支持させるための教育を施すように。生徒に愛国的な歌を歌わせ、スピーチをさせる。やがて教壇には民間軍事会社ワグネルの雇い兵が立つようになるのだが…。 「愛国」という名の下に、教育の果たす目的が世論の誘導へとすり替わる。子どもらしく過ごせる場を提供したかったタランキンが、変質する現場に息苦しさを抱える姿が胸に迫る。 歴史教師が授業で「政治的な分断を防ぐために、反対意見を抹殺するのは大事」「自国を正しくないと考えるのならば他国へ行け」と説教する姿が印象的だ。人ごとに思えなかったのは気のせいだろうか。 シネマ5で17日(土)~23日(金)の午後2時15分。同6時35分。 ◇ ◇ ◇ 「大分合同新聞ムービーアワー」は厳選した映画をお届けするプロジェクト。テーマや話題性を吟味した作品を週替わりで上映します。
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