「自分が知事だったらやりたいこと」は何? こんなテーマを掲げた意見交換会が9月10日、県議会で開かれた。議員と高校生が議論し、生徒たちが自身の考えを発表した。 参加したのは、大分市の大分東明高校社会部と楊志館高校ボランティア部の計8人。 大分東明高2年の嶋田愛海さんは、県内の農業生産額を高めるためには農産物のブランド化が必要と提案した。「(農家民泊のような)アグリツーリズムを推進して温泉も体験してもらえれば、大分が活性化できる」とアイデアを披露した。 楊志館高1年の吉川那音さんは「障害者が安心してスポーツを楽しめる場所を増やしたい」と訴えた。「大分市身体障害者福祉センター(あすぴあおおいた)のような場所が少ないと聞いている。県内に増やしていきたい」と思いを語った。 大分東明高2年の諌山綾乃さんは、高校生らしい困り事を挙げた。「放課後に勉強できるスペースが少なく、場所の取り合いになっている。静かに勉強できる環境を街の中に増やしたい」と話した。 出席した議員は、それぞれの発表に感心した様子で「とても貴重な意見を聞くことができた。皆さんの提案をしっかり生かしたい。実現を後押ししていきたい」などと答えた。 この取り組みは、県議会広報委員会(議員8人)が「ユース世代との意見交換会」と銘打って本年度から始めた。本会議場の傍聴席で議員の一般質問も見学し、議員活動の一端に触れた。 楊志館高3年の友成尊さんは「議会では身近な議論も出てきて興味深く聞けた。誇りを持って地域のために頑張っている姿を見て、自分も大分に貢献したいと思った」と感想を述べた。
23日付の紙面はこちら