9月末で廃止となる福祉バス。代わりに乗り合いデマンドタクシーを運行する予定=日田市大鶴地区
【日田】日田市は郊外を走る福祉バスを9月末で廃止し、代わりに乗り合いデマンドタクシーを導入する。利用者が1便平均0・7人と減少したのが理由。比較的低コストなタクシーに転換し、増便や延伸で利便性を高める。バス廃止の関連議案を開会中の市議会9月定例会に提案している。
市地域振興課によると、福祉バスはスクールバスの空き時間を使い、計6路線(大鶴、尾当、串川、堂尾、高花、月出山)で1日1往復ずつ運行している。
2021年度に計約3千人だった利用者数は、25年度は1600人余りと半分近くに減った。同じ高齢者の利用が多く、老人ホームなどへの入所が進んだのが要因という。
乗り合いデマンドタクシーは予約制で、1人でも利用できる。本年度当初予算に事業費を計上しており、9月24日から運行する予定。串川町に乗り入れる路線を新設し、計7路線に拡充。便数は1日3~4・5往復に増やし、4路線はJR日田駅まで延伸する。全路線で土曜の運行も始める。利用料は200~500円。
市地域振興課は「高齢者の運転免許返納後の交通手段を確保するため、より効率的で便利な方法に切り替える」と話している。