関の夜市に向けて風車を作った佐賀関中の生徒ら=大分市佐賀関
【大分】大分市佐賀関の早吸日女(はやすひめ)神社で25日に開かれる関の夜市に向け、境内を彩る風車作りが進んでいる。今回は地域全体で夜市を盛り上げようと多くの住民らが制作に参加。約300人が約千個を作る。風車にはそれぞれのメッセージを記しており、昨年11月に発生した佐賀関大規模火災からの復興の願いを込めたものもある。関の夜市は同神社の夏季大祭で開催する。
風車作りは昨年に続き2回目。日本文理大(同市一木)の学生団体などが中心になって佐賀関地域の中心部で運営する「ふれあいカフェ」を利用する住民や同大の学生らが取り組む。
今回はカフェ利用者に加え、地元の企業や学校、高齢者福祉施設などにも協力を呼びかけ、5月に制作を始めた。15センチ四方に切り取った無地のクリアファイルなどの材料を準備し、カフェで風車作りの中心になっている地域住民が各施設で作り方を指導している。
6月26日は地域住民や同大の学生ら8人が佐賀関中を訪れ、1~3年生19人に作り方を説明。生徒はクリアファイルに思い思いのイラストを描き、「がんばれ!!さがのせき!!」や「みんな笑顔になれますように」といった復興への思いを込めたメッセージや自身の願いなどを書き込んだ。
都龍斗さん(14)=3年=は「去年以上に盛り上がり、訪れた人が頑張ろうと思えるような祭りになれば」。姫野海琴(みこと)さん(15)=同=は「ヒマワリやスイカなど、夏祭りをイメージした絵を描いた。今以上に地域が盛り上がり、彩りのある佐賀関になってほしい」と話した。
カフェの運営を支援する地元の社会医療法人「関愛会」の宮田太一郎さん(45)は「参加した人たちが作った風車をうれしそうに眺めるのが印象的。地域のつながりをつくるきっかけになれば」と期待した。