県警が2025年に県内で確認した刑法犯は4151件(速報値)で、前年より709件多かった。コロナ禍で過去最少を記録した22年以降、3年連続で増加し、9年ぶりに4千件台となった。自転車やバイクの盗難、特殊詐欺の増加が主な要因。特殊詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺の被害額は計23億4206万円に上り、過去最悪だった前年の23億4921万円とほぼ同水準だった。
罪種別では、窃盗が最も多い2682件(前年比421件増)で、全体の64・6%を占めた。殺人や放火、強盗などの凶悪犯は33件で、前年から4件減った。
窃盗の手口は▽自転車盗 852件(118件増)▽万引 627件(60件増)▽バイク盗 168件(67件増)▽住宅侵入 129件(143件減)―の順。
盗まれた自転車の無施錠率は78・2%で、10年前の66・4%から11・8ポイント悪化した。現場はJR大分、大在、高城、鶴崎、別府など利用者が多い駅が目立つ。被害者は通学で利用する中高生や大学生がほとんどだという。
前年から1・7倍に増えたバイク盗は、51・8%が鍵穴にキーを挿したままの状態で持ち去られていた。県警は「鍵かけは一瞬でできる防犯対策。自転車やバイクを少しの時間、止めるときでも気を付けてほしい」と話した。
特殊詐欺は相談を含め400件(120件増)、8億2539万円(8854万円増)の被害を確認した。警察官をかたり、不安をあおって金銭をだまし取る「ニセ警察詐欺」が111件で最多。被害額も5億7356万円で全体の約7割を占めた。24年秋ごろから急増した手口で被害に歯止めがかかっていない。
SNS型投資・ロマンス詐欺は347件(68件増)、15億1667万円(9569万円減)。県警は「SNS上で知り合った人物から投資を持ちかけられたり、金銭を要求されたりした場合は詐欺の可能性が高い」として、注意を呼びかけている。
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