「目指す図書館像」をテーマにした報告書で、市民の多様なニーズに応えるアイデアが示された淡窓図書館=日田市上城内町
【日田】日田市上城内町の淡窓図書館の将来的な在り方を考える市民検討会議は、「目指す図書館像」をテーマに報告書をまとめた。「友達と話し合いながら学べる場」など、市民の多様なニーズに応えるさまざまなアイデアを提案。報告書を基に今後、個別の案について事業化を図る。
検討会議は教育・福祉関係者や識者ら14人の委員とオブザーバーで昨年4月に設置。会議では、委員から「遠隔地からは公共交通が不便で利用が難しい」「施設内の設備などに日田杉を活用しては」といった意見が出た。
市内の小学4、5年と中学1、2年生計2094人にアンケートも実施(回答率81%)。「どんな図書館だったら行きたいか」という質問に、「リラックスできる場所がある」「読みたい本が見つけやすい」「声を出していい部屋がある」などが上位に挙がった。
会議での意見やアンケート結果を踏まえ、報告書を作成。目指す図書館像の実現に向け▽読書や勉強に適した1人用デスクの整備▽日田杉のベンチを設置したくつろぎの場や飲食エリアなど人が集まれる場づくり▽会話ができる学習スペースや会議室などの整備▽電子書籍やオーディオブック導入―などを提言した。
川辺好美館長は「スピード感を持ってアイデアの具現化を図り、より多くの市民が利用しやすい図書館になるための取り組みを進めたい」と話した。