点訳付き絵本を贈った楊志館高福祉科の生徒と県立盲学校の児童=大分市金池町
【大分】大分市桜ケ丘の楊志館高福祉科3年生24人が点字を学ぶ授業の集大成として絵本を点訳。15日、出来上がった3冊を同市金池町の県立盲学校に贈った。同科は30年以上、県立盲学校と市点字図書館むくどり文庫に毎年交互に点訳絵本を寄贈。本年度から同科は募集を停止しており、同学校への寄贈は最後となった。
同科は2、3年の授業で点字を学習しており、卒業時に点訳絵本を作成している。生徒を代表して大沢夢乃(ゆの)さん(17)、小野栞莉さん(18)、加藤魁李さん(17)が同校を訪れ、小学部の児童4人に「わらう」「このほんよんでくれ!」「かなしみがやってきたらきみは」の3冊を手渡した。
「笑いという表現に隠された意味に気付かされる話、心温まる話、誰にでも訪れる悲しみに寄り添う話」を選び、3カ月かけて透明なシールに点字を打ち、各ページに張り付けた。
音読が好きな小学部6年の田添瑠唯(るい)さん(12)は「図書館に絵本が増えてうれしい。今まで私たちのために点訳をしてくれてありがとうございます」と感謝した。
社会福祉士を目指して進学する小野さんは「みんなに楽しんでもらおうと誤字脱字がないよう緊張しながら1点ずつ打った。これからも交流を続けていきたい」と話した。