キャンペーンをPRする佐伯市と別府市の観光関係者。期間中は別府市内の4ホテルで佐伯市産の食材を使った朝食を提供する=別府市上田の湯町のホテル白菊
【佐伯・別府】佐伯、別府両市の観光連携キャンペーン「#次は佐伯へ」が1日から始まった。別府市内のホテルで佐伯市産の食材を使った朝食を提供するほか、アンケートに回答した宿泊者に佐伯の寒ブリを味わえる食事券をプレゼントする。24日まで。
両市は2020年に地域連携交流の覚書を交わし、21年から食事券の配布など佐伯市への観光誘客を目的としたキャンペーンを別府市で展開している。
5回目となる今年は、「ホテル白菊」「美湯の宿 両築別邸」「亀の井ホテル別府」「城島高原ホテル」の4施設で、ブリやヒジキなど佐伯市の特産品を使用した朝食を準備。メニューはニベのフライのサンドイッチやブリフレークの茶漬けなど、各ホテルの料理長がそれぞれ考案した。
アンケートは朝食会場に設置したQRコードをスマートフォンなどで読み込み、専用フォームから回答する。チェックアウトの際に画面をスタッフに提示すると、「さいき寒ブリまつり」(12月6日~来年2月8日)の参加店(佐伯市内21カ所)で使用できる食事券2千円分をもらえる。2400人分を用意しており、対象は佐伯市外に住んでいる人。
別府市上田の湯町のホテル白菊で10月28日に関係者15人が集まり、キャンペーンの内容を報道各社に説明した。佐伯市観光ブランド推進部の奥村秀蔵部長は「別府の次は佐伯に行ってみたいと思ってもらいたい。県内を周遊する観光客の増加に寄与できればうれしい」と述べた。