手に取って品定めをする買い物客=豊後大野市清川町砂田の道の駅きよかわ
【豊後大野】豊後大野市清川町名物のモモ「クリーンピーチ」の収穫がピークを迎えた。日照時間に恵まれてどんどん糖度が増し、一段とおいしくなっている。出荷は8月10日ごろまで続き、昨年並みの13トンを見込んでいる。
クリーンピーチはユスラウメにモモを接ぎ木して育てることで糖度を高めているのが特長。現在、清川町桃生産部会の10人が計3・5ヘクタールで栽培している。果実に傷を付けない方法で全ての実の糖度を測り、甘さに応じて値段を付けている。
今年は6月20日から出荷を始め、道の駅きよかわ内の清川ふるさと物産館夢市場で販売。特設コーナーにはピンク色のモモがずらりと並び、買い物客は手に取って品定めをしていた。
町内への帰省に合わせて訪れた福岡市早良区の主婦樋口恭代さん(58)は35年ほど前に「ミスクリーンピーチ」として市内外でPR活動をしていたという。「そろそろ店頭に並ぶ頃と思って買いに来た。甘くておいしいモモなので、多くの人に食べてもらいたい」
人気商品のため、週末を中心に午前9時から販売整理券を配布し、同10時から販売する。問い合わせは清川ふるさと物産館夢市場(0974-35-2117)。